母の親族から、また葉書が来た。
父や弟に出しても返事も来ず、実家の様子がわからないので
いつも私に聞いてくるのだ。
初盆、納骨、どうなったのと。
母は、親族にとっては血の繋がった大事な家族だ。
法事やお墓の場所など、気にするのは当然。
父はまるで、妻は自分の所有物の様な感覚で、
「嫁に貰ったらこっちのもの」みたいな古い差別意識のある人。
何の連絡もしていないなんて酷いなあ。
まあ、娘の私にすら何も言って来ないのだから当然か。
最悪だ。
しかも、今年は、母を含め3人が亡くなった。
(別の1人は、叔母の夫。)
残った叔父は、淋しくて仕方が無いはずだ。
コロナ禍を言い訳にして、父は独断で好き勝手にしている。
弟が意見を言わず、言いなりなので、
父は、息子と二人で決めたと思っているかもしれない。
法事は手抜きorしない、母の親族は全く無視、母の遺志も無視、
娘、息子の意見も無視、家族の思い出も無視、母に感謝なんてしている風でもない。
それじゃ、母を山の中に捨てたのと同じだと思う。

弟も自分で何かしようともしない。
夫婦で、楽でラッキーと言う感覚?
口では、母を偲んでいる、父が嫌いと言うが、
以前から、言う事と行動が違う。
親に甘え、利用してきた。
悲しい、辛いと言いながら、母に冷たかった。
このずれは何なのだろう。
奥さんの異常さも何も感じていない様だし、
羨ましい様な、不思議な性格だ。
生きている時も、亡くなった後も、母を大事にせず、裏切り続ける人だけが
母のそばにいる。
本当に母の事を気に掛ける人は、遠くにいる。皮肉な話だ。
コロナでどうにもできず、父は訪問を断っている。
で、私は、さっそく返事を書いたのだが、
自分の父であろうが、もう庇わない。
こんな状況です、と正直に書く。
母が生きていたら、あの世と会話ができたら
今頃、愚痴ってばかりいただろうし、
怒っていた事だろう。
もし、自分がこの世からいなくなったら、
死後の世界があったとしたら、どうにかして子ども達に
教えたい。ちゃんとここにいるよ。
見ているよって。