りんごの嘆き

人生の後半もだいぶ過ぎた主婦りんごの嘆き。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わりたい。

2021年07月


先日ランチの誘いをしてきた友人からメールがきた。


「コロナがやばくなってきたから、ランチは中止にしましょうか」
みたいな内容だった。

だよねー。こんな時に複数の普段会わない人との会食は怖い。

しかも、彼女が言うには、もう一人の友人は、
県外(都市部)から子どもさん家族が帰省しており、
あっちこちに出かけて遊んで、泊まって、人と会食したりと
旅行気分を満喫している とのこと。

ええ~、県外の家族と一緒に遊んで回っているの?
で、その後、私たちとも会食しようと誘ってきたの?
自分はワクチンをうったから安心と思っている様だ。
県外からきた家族は、ワクチンはまだらしい。

それを聞いて、驚いた。
ワクチンを打った後でも、感染することもあるし、
運び屋にもなる。
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連絡をくれた友人も、流石にその人とはこの件で話が合わないと思ったようで
私に同意?を求めて来た様子だった。

私もワクチンを打ったけど、
母の初盆も帰れない事を言った。
彼女も、県外から親族が遊びに来ると言うのを断ったそうだ。

彼女は、福祉関係の仕事をしており、職場に迷惑をかけたくないからと
説得して理解してもらったと言う。

私と友人達は家が離れているし、職場も違うので
なかなか会えないが、
友人達は近所なので、良く会っているらしいが、
コロナに対する意識の違いがあったのだろう。

私が会食中止の意見に賛成したことで救われた様だった。

それにしても、いったいいつまで我慢したら良いのだろう。
総理の記者会見を見ていて、昨日も絶望感に苛まれた。


父に手紙を書いたのだが、
出す前に、少し一息ついている。

母から頼まれた大事な事を、弟が止めた。
今まで我慢して黙っていたが、やはり納得いかない。


父が頑固なのは母はわかっていたし、
何を言っても、決めるのは父。

母は、それを承知で私と弟に頼んだと思う。

「お骨をすぐにはお墓に入れないでほしい、
家にしばらく置いていてほしい。
1人で山の中に置いておかれるのは寂しい。」

父も先が長くないだろうから、
父と一緒に納骨してもらえればいいということ。
そうすれば、山の中ではなく
私たちが通いやすい近くの墓地を探してくれるだろという
極、当たり前の希望。


便利で近い場所なら、今すぐ納骨していい。
そうじゃないから誰も行かないし、荒れてしまう。
実家の近くに新しい自分のお墓を作る気も無い父。

弟は、口では母の事が可哀想で辛さが残っていると言う。
なのに、母の希望を父に言うなという。
ご機嫌取りばかりしている。
でも、裏では父の文句ばかり。

弟は父を騙していることになる。
母を裏切ることにもなる。
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伝えて、だめでもいい。
伝えることに意味がある。

弟に、「あなたが言えないなら私が言うよ、
上手く言うから大丈夫」と言っても、
びくびくして、父を怒らせるなと、私を信用しない。
何で、弟の許可を得たり、指示うけないといけないのだ。

何なんだ、弟の裏表とこのおびえ方は。
弟と父は心が通じていないんだなと思う。

父は、私に野菜を送ってくれた。
私がお礼の葉書をだしたら、嬉しそうだったと聞いた。

そういうもんなんだよ。
親子だから。

でも、弟は父を信用していない。
私のことも。

母が居なくなったあと
色んなことが見えて来た。
知らない方が良かった。

弟も父も私に対して、同じ気持ちかもしれないが(笑)


夫が、よく口にする言葉
「親が親なら子も子だ」
「どんな躾けをしているのか。親がろくでもない」
と、すぐに人をけなしたがる。
まるで、自分は立派に育った常識人と言わんばかりに。
本人はそう思っているのだろう。

夫の母親が、嫁達に言った言葉
「息子が仕事に失敗したら、嫁のせいだから」
「女はいつも愛想よくしないと、夫の為に」
「男の稼ぎの良し悪しは嫁しだい」
などなど、息子の失敗は全て嫁のせいだそうで。
息子の成功は、親の育て方と本人の才能と努力のおかげだそうだ。

そういう考えの中で育てば、しかも母親が一番正しいと信じていたら
教祖様みたいに、何でもそうだそうだと賛同し、愛情を得る努力をし、
世間には通じないのに、
母の教えが絶対と言い張る人間ができあがった。

反発されても、おかしいのは他人となる。
「普通はさあ、~なのに、あの人おかしいよ」
「普通は」が口癖、
自分が一番普通じゃないのに。
聞くところによると、自己愛の人に「普通は~」にこだわる人が多いらしい。
夫の言う「普通」は、母親が唱えた自分に都合のよい話。

自分はまともと思っているし、まともな人をおかしいと言う。

だから、こんな人に構わないで離れるのが一番だ。
私も同居中は、夫が人に迷惑をかけるので
何度か忠告とかしてきたが、通じなかった。
それどころか、自分が注意されたことを根に持ち、
後から誰かに復讐してしまう。

例えば「ゴミはゴミ箱に捨てる事」と私が言ったとする。
道路にポイ捨てした夫は、自分は悪くないと言い訳を始める。
でも、どっちみち、捨てたゴミを拾ってゴミ箱に捨てるという行為は
夫にとって、反省ではなく、屈辱の記憶になるらしい。

で、その後、誰かに
「最近の若い奴はだめだ。ごみをゴミ箱に捨てることもしない。
道徳心がない。僕が子どもの時は、きちんと躾けられたから、そんな事はありえなかった。
親はどんな躾けをしているんだ。全く。」
と説教をする。(私から見ればお前がいうかだ、嘘つき、となるが。)

誰かに自分を投影し、復讐し、すっきりするのだ。
病んでいるのか、幼児期からの何かがおかしかったのか、
一見そんな人に見えないので
次々と騙される人がいるが、ボロはすぐに出る。

姑は、トラブルが多かった。
悪いのは全て他人だと言っていた。

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夫が、母親のおかしさに気が付く瞬間もあった。
でも、またすぐ母は正しいと言い出した。
母親に、自分の仕事の邪魔をされても、
人間関係をかき回されても、
「お袋に怒られたくないし、いう事をきけば間違いないから」
と言って、黙っていた。

そう言えば、嫁には全ての責任はあなたにあると言いながら
息子の不祥事、トラブル、妻子への無責任さからは逃げていた。
私は関係ない、育て方は関係ない、
と知らん顔だった。むしろ、生活費のかかる家族がいるせいよ、
妻子が居なけりゃ良かったのよと言い出した。

これだから、夫が変わるはずがない。
親がいなくなった今、
夫の中では、親は神様みたいに理想化され、
自分の中だけなら自由だが、
それを世間に押し付けつつあるのが恐怖だ。

気楽な環境に長くいるからか。
だんだん、頑固な夫にブレーキをかける人がいなくなり
狂っていくのかも。

私の父が元気なうちは、
このまま様子を見ていくが、父がいなくなった時に
決断しようかなと考えて居る。


外は、気分が悪くなる暑さ。

この暑さの中、オリンピックで競技とは。

甲子園で高校野球もそろそろ始まる。
もう今までの日本の気候では無いから
過去の伝統にこだわるのはやめて
涼しいドームでやらせたらよいのにと思う。

命が最優先。

根性とかいう体育会系発想はもう時代遅れ。 

暑くてぼーっとしていたら
友人から、ランチのお誘いメールがきた。

前回、約束したが、コロナのせいでキャンセル。
今度こそという感じだが、
再び感染者が増えて来た。
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友人はこれからワクチンの2回目をうつらしい。
私は終わっているので、
2週間後位にしょうかという話。
数人で会食らしい。

でも、どうなんだろう。
ふと不安になった。
その頃、もっと増えているのでは。

そして、県外から子どもさんが帰省しているとのこと。

長い間会えていないので、
会いたいが、タイミングが気になる。

友人の方は、普段から人と良く接しているので
気楽に会おうという感覚。

会いたい、OKと返事はしたが
不安な気持ちも伝えた。
また、来月になったら連絡してと言われた。

行くか行かないかをはっきりしてということだろう。

こんな事しているから、友達できないんだな。

でも、本当に怖いから。ワクチンを打っても安心できない。



ワクチン1回目の時、嫌な痛みがあって 
ビリビリ痺れたのは、あまり良くないことらしい。

針を刺された時に
「痺れませんか」と聞くのは、痛いのが良くないからだそうだ。

「痺れています」と言っても、
「そんなものですから」と笑顔で言われたが、
なら何故、聞いたのかなと思った。

痛いのは神経に針が刺さる場合もあり、
後遺症が残る可能性もあるという。
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刺した時に「痺れませんか」と聞かれるのは
その事故を避ける為なのだろう。
痺れると言えば、注入をやめるか、浅く入れ直すのだろうか。

私の場合は、大人しくしていたからか?
痺れると言っても、そのまま続けられた。
看護師さんの感覚で、この人は大丈夫だろうと判断したのかな。

打った後も、しばらくは指先まで痺れがあり、むくんだ感覚と
腕全体がマヒしたような感じだった。

翌日はとれたから良かったけど。

痛いのが全て失敗では無いだろうが、
危険と隣り合わせなのは確かな様だ。

2回目があまりにも無痛だったし、
比べると、1回目は深く刺された様な感覚だった。

腕に力をいれたらいけない、
腰に手をあてたらいけない、神経にささりやすいからと
聞いたが、私は力を抜いて、だらんと下げていた。

まあ、無事だったから良かった。
何故、痺れませんかと聞かれるのか、理由がわかったから良しとしよう。

抗体は3カ月ほどで効果が弱るという統計もあるし、
2回打った後でも、油断はできない。

五輪後の感染者数が怖い。
テレビが異常に五輪ばかりで、
ニュースもまともに見れない。
五輪が終わったら、手の平を返した様に
コロナが激増した、医療逼迫だ、大変だ、
外に出かけた国民が悪いとか言われそうだな。




父が母とのなれそめを長々と話した時を思い出す。

嬉しそうに、にやけて?話す。
弟には話さない。私だけに。
母の醒めた話し方とは正反対。

弱い立場に置かれてしまい、
縛りつけられてしまった方は当然後悔する。

亭主関白で、こういう父親は昔は多かったと思う。
 
母とやっと結婚できた父は、変わったのだろう。
母より強く、亭主関白に。
結婚する前までは、どんなにいい格好していたことだろうか。

父は、母に一目ぼれをした。
詳しくはわからないが、結婚前に、母は一時、父から離れたという。
県外に引っ越したのだ。
叔母さんの自営業を手伝いに行ったと言うが
もしかしたら、最後の迷いがあって、冷静になる為?

で、父が言うには
「仕事でたまたま母が引っ越した先に行った時に
母に会いに行ったんだよ。
結婚する時は、迎えに行って、一緒に帰って来た。」
と嬉しそうに話していた。

遠くに行けば、父があきらめると思ったら
何度も会いに来て、プロポーズをしてきたから
母も熱心さに心を動かしたのかな。

でも、その後の父の言い方にむっとした。
「結婚をうちの親が反対したんだよ。あんな家の子にうちの嫁がつとまるかと。」
「でも、姉が賛成してくれて、親を説得してくれたから結婚できたんだ。」

あんな家の子?母の実家の方が父より名家だったし?。
家なんて、どうでもいいこと。
昔はつまらない事で反対する世の中だったわけだ。

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私はそんな事を考えて居たが
父は何のこだわりもなく、にこやかに話していた。

とにかく、父は母との結婚話を嬉しそうに話す。
全く後悔なんかしていない。

父は、夫に比べればずっと良い。
父は、やるべき事はやっており、責任感もあった。

「仕事を何度やめようと思ったか、でも家族の為に踏ん張った。」
と定年退職の時、しみじみと話していた。

母は「あそこにまた住みたい、私はあの街が好きなの。」
と良く口にしていた。
父が結婚しようと迎えに行った、母が引っ越した県外の土地。

偶然にも、今私はそこに住んでいる。
色々引越して、ここに落ち着いた。
本当に偶然に。
これまで何度かうちに母が来ていたし、
亡くなる前の、最後の旅行は我が家だった。

「最後に○○にいけて、本当に良かった。有難うね」
と何度も言っていた母。

母は実家ではなく、今も我が家に居る気がしているが、
母が住みたい土地だったのだからこれで良かったのだ。

いろんな事が、後から繋がっていく感じがする。




昨夜は、オリンピックの開会式があった。
私にとっては、今までで一番印象に残ったのは
やはりロンドンだな。サイコーだった。

それに比べると…。

日本で行われるオリンピックをもう2度と体験する事は無いだろう。
だからしっかり見ておきたいと、発言する人がいる。
自分はそんな風に考えた事が無かった。

テレビが、一斉に競技の放送を始める。
オリンピック一色になる。
一生懸命頑張る選手たちに罪は無い。
頑張れと応援したくなる。

そして勝ってくれると、嬉しいし感動もするだろう。
そうやって、国民はすぐに忘れる。コロナがどうなろうが
オリンピックをやって良かった、感動した、となるんだろうなあ。

で、つい、母から電話がきて
「開会式見た?」とお互い感想を言いあう気がして
あ、もういないんだと我に返る朝。

母がいなくなり、次第にその生活に慣れて来ると、
心が前よりも穏やかでいる気がしてきた。

母が元気だった頃、長い間、母親に反発する気持ちが継続していた。
娘だからという理由で、母のストレス発散に利用され、
父や弟に言えないことを娘にぶつけ、娘を使って周りを動かそうとする。
そんな身勝手さに、いつもイライラしていた。

亡くなった時、
親族から「叱られたことある?いつも優しかったでしょう」
と聞かれた。お弟はそうだねと頷いていたが
私は、母が優しかったという印象は無かった。
常に、叱られているという感覚だった。

亡くなった後に、実は優しかったんだ、としみじみ感じた。
それは、父と比較したせいもあるが、
亡くなる前の別の母を思っていたから。
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私の中に、母が二人いる。

●長年ずっと娘をコントロールしようとしてきた母親。
●同じ女性、母親として、娘を理解し、味方についてくれた人。

亡くなる前から今まで、後者の理想の母しか記憶に無かった。

時間が経ち、過去の母の姿を思い出すと、
だんだん、前者の母が思い出されてきた。
前にも書いたが、母がまだ元気だったら
弟のことを見抜けず、
いい格好して弟夫婦を甘やかし、
私をイライラさせる母のままだったと思う。

だから、これで良かったのだと思ったりもする。

昔話を話した時の母は、
この世とあの世を行ったり来たりし始めていたのかもしれない。
(私が勝手にそう思っているだけ)

あの時の話し方は、高齢の母では無かった。
独身の頃の若い母に戻っていたと思う。
話す相手は私を選んでくれたが、娘だと思っていない様な
素を出せる友人に語っている風だった。

あの時の母の魂は、幼い子どもに戻っていく途中だった。

この世とあの世を行き来しながら。
母の胎内に戻るべく、魂がどんどん逆行していく様だった。

そんな映画があったなあ。ベンジャミンバトンかな。

魂が胎児にもどり、生まれる前の世界に戻る=この世との別れ

そう言う事なんだと感じた。
だから、母が聡明で理想の人みたいになったのは
素の、結婚する前の本来の母に戻ったからかもしれない。
結婚によって、辛い事が多く、理不尽な目にあい。
我慢してきた事で、母は変わっていったのかもしれないなと思った。





ワクチン2回目の副反応は、3日目にやっと平熱になった。
微熱ですんだから楽な方だったのだろう。
それでも、倦怠感は不快だった。

近所のスーパーに買物に行くと、人の多い事。
皆、コロナ怖くないのかな?
恐怖を感じるほどだった。

外は異常な暑さ。
この暑さの中、校庭で部活の野球をしている子ども達や先生方を目にすると心配になる。
試合などで付き添う親も大変だなあ。

 いよいよ、オリンピックが始まる。
私は、中止になるとずっと信じていた。
どう考えてもありえない。

IOCの偉そうな態度がとにかくムカつく。
日本のお上の老害の方々も似た様なものだが、
ここまで日本がダメになるとはなあ。
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                                  (防衛省のツイッターより)


ブルーインパルスが、東京の空を飛んだ。
オリンピックの為だからではなくて、
ブルーインパルスだったから、皆が喜んだのだと思う。

2度ほど見たことがあるが、あれは感動する。
遠くから飛んできて、青空に線を描く。
嬉しくなり、皆拍手する。観客が一体化する。

東京オリパラは、もう失敗していると思う。

最初からグダグダと色々ありすぎた上に、
今もまだ、何やかんやと。
こんな時に強行するなんて
国民の命を守る気なんて無いということ。

来日したが為に感染し、競技にでられなくなる選手の事も考えると
何でこんな時にやるのか。そもそも選手が可哀想だと思ってしまう。
いつ誰が、どこで感染し、せっかくのチャンスを失うかもしれない、
しかもこの暑さだよ?(誰だ、温暖で良い気候と嘘をついたのは!
そもそも、あそこから間違っている)

まるで賭けみたいに、不安のまま過ごすオリンピックなんて、
不公平だし、平和の祭典とは言えないだろう。

せめてもう少し延期するか、
もうオリンピックは無くして、別の競技大会を作り
4年おきじゃなく、2年おきか、毎年やればいい。

国の為に、金メダルをという圧力も無く、
選手自身の為の大会にかえてほしい。

IOCみたいな上から目線のおじさんも、
日本の偉そうなお爺さんたちも
国民の命より自分のお金儲けばかり考える輩も、
皆引退して、老いては子に従ってもらいたい(笑)



母の話は、ちょっと休憩。

コロナワクチン2回目を打ってきた。

とにかく早く終わりたかったので、ホッとした。

1回目は、注射が痛すぎて、打った瞬間指先にビリビリ、
液を注入する時も、腕全体に痺れが襲い、痛かった。

あれは、針を深く差し過ぎたか、神経や血管に刺さったんじゃないかと
想像している。
副反応は、手の平までの痺れと痛みがあっただけで
3日目には消えた。

接種2回目は、何か副反応があるかもと覚悟していた。

注射は、全く痛み無し。
針を刺された感覚も無かったと言う人がいたが、こういう事か。
こんなに違うのかと驚いた。

すっと刺して、さっと終わったと言う感じ。

なので、腕は痛みも痺れも何も気にすることなく、
打った事を忘れるほど。良く眠れた。 
翌日、打った場所が少し痛くなってきたが、
1回目に比べると全然楽だ。

そのかわり、朝から汗がでなくて、皮膚がほてっている感覚があり、だるい。

頭痛は前からあったから、
副反応ではないかもしれないが、
朝から、頭痛と熱感。

熱は37.1度、
何回も測ると、平熱と微熱を繰り返している。
だるさはかわらない。

でたぞ、副反応。
自分の身体に「頑張れ」と言い聞かす(笑)
でも、この程度は発熱の中には入らないらしい。
本人にすれば、いつもの微熱よりだるさが強く不快だ。


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朝でも、夜でも暑い時期だし、汗がじとっと出てくるのが当たり前。
それが無く、ほてったり、悪寒がするのは、
わかっていても嫌なものだ。

市販の薬を飲んで、効いている間は平熱になるが
クーラーで部屋は冷えているし、
節々が痛い感覚が気持ち悪い。
体内に何か異物が入っているという感覚がある。

このままずっと続いたらどうしようとか
高熱になったらとか。不安になる。

我が子の一回目がこんな感じだった。
微熱なのに、きつそうだった。

調べてみると、高齢でも高熱が出た人もいる。

それに比べれば自分はたいした事は無い。
子どもが小さく、それどころじゃなかったら
熱は気にせず、普段通り誤魔化し無理して動いていた事だろう。

接種後、二日目も、まだ37度が続く。
節々が痛く、熱感が気持ち悪い。

忙しく作業をしていると忘れるレベルだが
疲労感があり、つい座り込んでしまう。

若い人、女性に副反応がでやすいという。
免疫力の強さの為らしいが、私は高齢なのになあ。
まあ、この程度ですんでいるのは若くないからだな。

女性は免疫力が強いのだと。
免疫が強いのは良いことだと思ったら、
それが、悪くでてしまうと
膠原病などの自己免疫が原因の病になってしまう。
だから、リウマチや膠原病は、女性に多いのか。ふむふむ。

どうか、3日で収まりますように。

そうそう、接種後、やたらとポカリ類が飲みたくなり
がぶがぶ飲んだ。
身体が欲しているのを感じ、飲むとすっきりした。

この時期、部屋にいても水分補給は大事。




両親の関係を見ていると
どうみても父は母に対して
「世間知らずの無知なお前と結婚してやったんだ。だから感謝して言いなりになれ」
という態度だった。 

そうじゃなかったのか。

「私には恋人がいたの。その人が転勤で遠くに行ってしまって、その隙に父がアタックしてきたのよ。
恋人がいることは、皆が知っていた。父の親も、職場の人も。」

えーっ。そんな事、初めて聞いた。
どうみても、母は父としか付き合った事が無い、うぶな人?と思っていた。

恋人がいる母に、父は、自分と結婚してくれと熱心に言って来て、
周りもどうなるんだろうとハラハラしていたらしい。

今と違い、戦後また貧しい時代、母も家計を助ける為に働いていたし、
電話も無いし、どこでも自由に行き来出来る様なご時世では無かったから、
恋人と遠く離れるということは、別れを覚悟した時代だったのかもしれない。
まだ若くて、結婚するには早くて、一緒について行くという選択はできなかったのだろう。

そのうち、彼氏が迎えに来るのを待っていたのだと思う。
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父が熱心に母にアタックしてきて戸惑う母に、
母の親(祖母)も、兄弟も、友人も、父と結婚する方があなたの為になると
勧めてきたという。
詳しくは知らないが、恋人よりも、父の方がおそらく結婚するには
世間体や収入面で、良く見えたのだろう。

母親(祖母)から、
「あなたにはもったいない相手。あなたにあの人の奥さんが勤まるか心配な位よ。
それほど良い相手なんだから、断る理由はない。妻として、努力して頑張るのよ。それがあなたの為よ。」
と説得されて、自分に自信の無かった母は、結婚を決めたと言った。
「母親の言いつけを守り、旦那さんの足を引っ張らない様に、我慢して努力してきた。
でも、現実は違った。どうしてこんな奴隷みたいな扱いを受けるの?」
と、結婚前に皆が言っていた話と現実は違っていたと嘆いた母。

「結婚してやった、みたいな態度で、私の人格を否定したりするけど、実は結婚してやったのは私の方よ、父も、義父も父の家族もそれを知っていた。なのに、結婚した途端、態度が変わり、私は虐められ、馬鹿にされてきた」
と悔しそうに話す。

大恋愛だったとしか聞いていなかったので、
まさかそんな事があったなんて、初めて聞いた私は、何も言えず、ただ、母の話を聞いていた。

                    続く

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