お母さんを慕い尊敬している友人がいる。
母親像が自分とはかけ離れている。
若い時から、実家での過ごし方を語ると
全然家族内の立場、扱いが違うことに悲しくなった。
自分の場合、実家に帰ると
帰ったその日は優しく迎えてくれる。
が、2~3日経つと、母の態度が変わる。
「何やってるの。働きなさい」と言われ、
家事を全てやらされる。
家族の食事も洗濯も掃除も。
やる事は良いとして、
母の態度がひどいのだ。
座っていると、怒鳴られ、早くやれと言われる。
心は休まらない。
母は、専業主婦で私がいる間、家事から解放された。
友人と遊ぶにも、うるさく管理され
どこにも自由が無かった。
実家より自分のアパートの方が天国に感じた。
思い出すと、中学生の時からそうだった。
私の制服や部活のユニフォームは洗ってくれず、
制服のブラウスのアイロンもかけてもらえなかった。
母は、しわくちゃのままの制服を私に着せても平気な人だった。
深夜、皆が寝てから、制服にアイロンをかけていたが
まだ中学生の私はアイロンがけが下手で
ブラウスの襟がおかしな形になっていた。
自分の服の洗濯は深夜にやっていた。
母は「女だから当然。躾けよ」と言っていたが
ただ娘の事は手抜きしたかっただけだったと思う。
今でもその態度はかわらないのだから。
弟にはいっさいやらせてこなかった。
同じ学生でも、
動いている私の横で、弟は殿様みたいな状態だった。
今の弟は嫁さんに家事をやらされて、
躾けられているのは皮肉な事だ(笑)
友人は、最近まで、帰省したら、
お母さんが優しくもてなしてくれたと言う。
洗濯も料理も実家でした事がないし
やろうとしたら
「実家にいる時位、ゆっくりしたらいいのよ」
と言われ、やらせてくれないのだという。
「娘の家族はお客様扱いなのよ。」とのこと。
最近、お母さんが介護状態になられ、
やっと親孝行ができると実家に帰ったらしい。
今まで、実家で何も家事をやっていなかったから
どこに何があるかわからなくて困ったと言っていた。
これまで、大事にしてもらったから
お母さんにお返ししたいそうだ。
自宅に戻った後も心配で、自分の方からお母さんに
電話を入れているという。
うちとは正反対だ。
数年前、母と同じ年齢のお婆ちゃんと話したことがあり
その人から「あなたのお母さんはおかしいわ。どうして?納得がいかない。」
と言われた。
その方は「息子は自分で稼いで生活力もあるんだから、どうでもいいわ。
娘は、子どももいて立場が弱いから、いつも私が気にしてあげてるの。
娘が困った時は、助けてあげたいといつも心配してる。」
とおっしゃっていた。
うちと真逆。どうしようもなくて
また悲しくなった。

独身時代、年末に帰省する前には
必ず会社の人たちから言われた言葉が
「どうせ、実家ではお母さんに甘えて何もしないんでしょう。
だらけてしまわないようにね」
だった。
当時の私が甘えっ子に見えたのだろうが
笑って流すと思いきや、
その言葉は私の心に刺さっていた。
「とんでもない。甘えるどころか、こき使われるだけですよ。」
と不機嫌な顔でぼそっと呟いたことがあった。
「まさか。そんな事は無いでしょう」とびっくりされた。
今思えばもっと当時から
弟や父に訴え、抵抗していればよかったと思う。
それができないように、うまくコントロールされていたのか。
母の助けがないと、困る状況に夫が追い詰めた事もまずかった。
夫みたいなタイプの人間の罠にはまったのは
こういう親に育てられた事も一因かもしれない。
昨夜、母の電話をとったが
おろおろして、御機嫌伺いの状態だった。
そんな事には慣れているので
騙されないぞと思う。
老化して気が弱くなっているようだが
自業自得だ。
冷たい娘でいい。
良かったのは
反面教師として自分の子育ての参考にできたことかな。
母親像が自分とはかけ離れている。
若い時から、実家での過ごし方を語ると
全然家族内の立場、扱いが違うことに悲しくなった。
自分の場合、実家に帰ると
帰ったその日は優しく迎えてくれる。
が、2~3日経つと、母の態度が変わる。
「何やってるの。働きなさい」と言われ、
家事を全てやらされる。
家族の食事も洗濯も掃除も。
やる事は良いとして、
母の態度がひどいのだ。
座っていると、怒鳴られ、早くやれと言われる。
心は休まらない。
母は、専業主婦で私がいる間、家事から解放された。
友人と遊ぶにも、うるさく管理され
どこにも自由が無かった。
実家より自分のアパートの方が天国に感じた。
思い出すと、中学生の時からそうだった。
私の制服や部活のユニフォームは洗ってくれず、
制服のブラウスのアイロンもかけてもらえなかった。
母は、しわくちゃのままの制服を私に着せても平気な人だった。
深夜、皆が寝てから、制服にアイロンをかけていたが
まだ中学生の私はアイロンがけが下手で
ブラウスの襟がおかしな形になっていた。
自分の服の洗濯は深夜にやっていた。
母は「女だから当然。躾けよ」と言っていたが
ただ娘の事は手抜きしたかっただけだったと思う。
今でもその態度はかわらないのだから。
弟にはいっさいやらせてこなかった。
同じ学生でも、
動いている私の横で、弟は殿様みたいな状態だった。
今の弟は嫁さんに家事をやらされて、
躾けられているのは皮肉な事だ(笑)
友人は、最近まで、帰省したら、
お母さんが優しくもてなしてくれたと言う。
洗濯も料理も実家でした事がないし
やろうとしたら
「実家にいる時位、ゆっくりしたらいいのよ」
と言われ、やらせてくれないのだという。
「娘の家族はお客様扱いなのよ。」とのこと。
最近、お母さんが介護状態になられ、
やっと親孝行ができると実家に帰ったらしい。
今まで、実家で何も家事をやっていなかったから
どこに何があるかわからなくて困ったと言っていた。
これまで、大事にしてもらったから
お母さんにお返ししたいそうだ。
自宅に戻った後も心配で、自分の方からお母さんに
電話を入れているという。
うちとは正反対だ。
数年前、母と同じ年齢のお婆ちゃんと話したことがあり
その人から「あなたのお母さんはおかしいわ。どうして?納得がいかない。」
と言われた。
その方は「息子は自分で稼いで生活力もあるんだから、どうでもいいわ。
娘は、子どももいて立場が弱いから、いつも私が気にしてあげてるの。
娘が困った時は、助けてあげたいといつも心配してる。」
とおっしゃっていた。
うちと真逆。どうしようもなくて
また悲しくなった。

独身時代、年末に帰省する前には
必ず会社の人たちから言われた言葉が
「どうせ、実家ではお母さんに甘えて何もしないんでしょう。
だらけてしまわないようにね」
だった。
当時の私が甘えっ子に見えたのだろうが
笑って流すと思いきや、
その言葉は私の心に刺さっていた。
「とんでもない。甘えるどころか、こき使われるだけですよ。」
と不機嫌な顔でぼそっと呟いたことがあった。
「まさか。そんな事は無いでしょう」とびっくりされた。
今思えばもっと当時から
弟や父に訴え、抵抗していればよかったと思う。
それができないように、うまくコントロールされていたのか。
母の助けがないと、困る状況に夫が追い詰めた事もまずかった。
夫みたいなタイプの人間の罠にはまったのは
こういう親に育てられた事も一因かもしれない。
昨夜、母の電話をとったが
おろおろして、御機嫌伺いの状態だった。
そんな事には慣れているので
騙されないぞと思う。
老化して気が弱くなっているようだが
自業自得だ。
冷たい娘でいい。
良かったのは
反面教師として自分の子育ての参考にできたことかな。