りんごの嘆き

人生の後半もだいぶ過ぎた主婦りんごの嘆き。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わりたい。

2019年10月

背中の痛みは、かなり良くなり、鈍い痛みが腰に広がる感じだけになった。
ロキソニンの即効性に驚いた。

追加で1箱買って、ストックした。

効目があるので、ロキソニンに頼りたくなる気持ちがわかるが乱用は注意すべきだ。

重い物を持たずとも、引きずるだけでこんな風になるのだから、動作には気を付けよう。

今朝の首里城の火災のニュースにはショックを受けた。

どうして火災に?地元の方の衝撃はいかばかりだろうか。

首里出身の友人がいる。独身時代に一番心を許して話せた人だ。

もう長い間会えていないけど、メールはたまにしている。
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彼女、きっとショック受けているだろうなあ。メールしてみようかな。
スマホも持たず、携帯でメール設定もしていない人で、職場のパソコンでしかやりとりができないとかで、気楽にいつでもという訳にはいかない。

大事な用の時は、手紙だ。

なので、つい連絡が途絶えがち。

一緒に旅行にいこうといつも誘ってくれる。

なかなか返事ができず、そのうち誘ってもらえなくなるんじゃないかと心配しながらそのまま。

独身時代の友人というものは、一生の友人になるんだなと改めて感じている。

やはり、お互いの素を見せているからかな。自分の短所も知ってくれた上で付き合ってくれた人は貴重で有り難い。

近くに住んでいたらお互い楽しかっただろうなと思う。

彼女は独身時からあまり移転していないが、私は夫に振り回されてあちこち引っ越しをした。

結婚によって、本当に人生が変わる。


というか、今の自分に満足していないという事が一番の原因なわけだ。
夫と別居したおかげで、今の土地から動かずに済み、住みやすい環境に満足はしているが、今の自分の在り方に満足していない。自分が嫌になる。

独身時代と同じ位、心を許せる友人が近くにいないという事も今の自分に足りないと思っている。

それは自分の性格に原因があると思うし、年齢的、家庭の事情などもあるかもしれないが、それは言い訳だろう。

彼女は以前お母様の介護に、飛行機で定期的に沖縄まで通ったと言っていた。

皆頑張っている。自分はいつからこんな情けない人間になったんだろうと感じる。

まずは、健康第一で、前を向こう。



母が無事に我が家で過ごし帰宅するまでは、体調も崩さず、怪我もしない様に気を付けようと思っていた。
だが、やってしまった。

背中を。ぎっくり背中というものか?

先日かなり重い荷物が届いた。配達の人も腰を痛めたのではと心配になるほど重かった。

私が持てる重さではなく、玄関から家の中に運べず、引きずった。
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その翌日、背中に鈍い痛み。

荷物のせいだなと思ったが、その時はたいしたことはなかった。

でも、またその翌日の朝、起き上がった時に背中に電流みたいな痛みが走った。
息が苦しくなるほどの痛み。

すぐに湿布を張り、痛み止めを飲んだ。しばらくして痛みはかなり治まった。
幸い、歩く事はできた。

背中の筋膜の傷か、筋肉痛かというレベルだろうか。

普通に動ける様にはなった。でも、まだ油断はできない。

明日にはだいぶ回復するかなと期待する。

何だか、最近怪我やらなんやらで、薬を飲む事が多いなあ。

運動不足もあるし、年齢のせいだなあ。

へたすると、気が付かないうちに骨折とかもあるので気を付けないと。

母が来るまでにはまだ日が少しあるので良かった。

それにしても、これも夫の呪いか。この重い荷物は夫が注文した物だった。

連絡も無く、突然送ってくる。帰宅した時に使うと思っているのだろうか。

まだ俺様の家だぞということなのだろう。

邪魔でしかたないし、こんな目に私が会うことくらい想像できそうなものだ。

受け取る相手の事を想像して思いやる事が出来ない人だ。

でも、自分がやりたい我儘は、自分の言う通りにしないとこうなるぞ、想像してみろ、それでいいのかと、脅迫する時は想像しろと言う。

無意識に嫌がらせをする人って、存在するんだなあと大人になってから知った。

そしてこういう人は、とっさの言い訳が上手い。

まあそれはいいとして、早く治さなきゃ。背中のことは夫には絶対言わない。喜ばせたくないから。

続き


辞める決心はついたが、噂が消えてやっぱり辞めないんだなと皆が思い始める時期までは普通に仕事をやっていた。

その後も女性上司は、人がやりたがらない雑用を何度も私に押し付けて来たり、突然大声で「えーっ!あなた、そんな事をしたのォ~」と叫んで、まるで私が何か失敗をしたかの様な演出?をしたりと、色々やってきた。

いちいち相手をするのも面倒臭くなり、何をされても聞き流す事にしていた。
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ある日、車で通勤中、会社が近くなってきた所で、おかしな感覚が襲った。

背中を冷たいもの、水みたいなものが首からつーっと流れた感覚がした。

突然、冷たい水が背中を流れるのだからびっくりする。

でも、何も無いのはわかっている。その感覚は今でも何だったのかわからない。

びっくりして、動悸が始まった。運転中なので危険を感じユーターンして帰宅する事にした。

もう限界かなと思った。

きっとこれは会社というか上司への拒否反応だと思ったのだ。

自分の心の根底には夫へのストレスや不安がある。夫とは中々縁をきるのは簡単ではないが、上司とは切れる。これ以上、ストレスを増やしたくない。

停車して、「通勤中、気分が悪くなったので休みます」と連絡した。

おそらくこれで「辞めさせる理由ができた」と上司は思うだろう。それでもいい。もう辞めるんだし、どうでもいい。
辞めたくても辞めさせてもらえない面倒より、話が早く終わるからいいじゃないかと思った。悔しいけれど。

身体が大事だ。

家に戻り、さっそく退職届を書いた。



続き


後輩に誰から聞いたのかを尋ねた。
女性上司お気に入りの同僚から聞いたとのこと。

辞めるという噂が流れて、会社に居ずらくなるという話は良くあると思う。

電話をくれた後輩には、
「その噂は間違い。例え本当に辞めるとしても私は誰にも相談しないから。皆さんに伝えといてね。」と伝えた。

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数日後、部長が皆の前で私を呼んだ。

呼ばれる事は特に普通な事で、仕事の事で誰でも部長と話す。

部長の机の前に座ると、大きな声で部長が言った。
「会社を辞める時は、国民年金に切り替える手続きを必ずやってくださいね!」

部屋中にその言葉が響いて、一斉に皆が顔を上げた。

「辞める予定はありませんが?何故そんな事を言われるのですか?」と聞くと

「いや、仮に辞める時はの話だよ。忘れていたら君が困ると思って。一応念を押しとこうと思っただけで」と部長は言う。

その後、声が小さくなり「また体調崩されたら、僕の立場が悪くなるんだからね。迷惑かけないでよ。」と言って話は終わった。

不愉快な気分で席に戻ると、女性上司がわざとらしく寄ってきた。
にやにやしながら
「また何か言われたの?気にしなくていいのよ。私から部長に注意しておくわ」と皆の前で大げさな態度で私を慰めるふり?をした。

(あなたの企みはばれているのに)と心の中で呟いた。
(こんなところで働くと自分まで同じレベルになってしまう)と、辞める決心がついた瞬間だった。

続き

  

せっかく良くなっていた体調が、またおかしくなってきた。

前は夫が原因だったのに、更に会社の事がストレスになって来た様だった。
自分では意識していないつもりでも、身体が反応する。

若い時はどんな事も身体にでる事は無かった。何て自分はストレスに強いのだろうと思っていたが、結婚してからのストレスは、若い時とは比べものにならないレベルで、何しろ子どもの人生や生活もかかっている訳だから、それは当然だ。
自分一人ではどうにもできない辛さ、追いつめられた感が強かった。
夫の件が無ければ、会社の事なんてどうってことは無かったはず。

根本にいつも夫からのストレスを抱えているので、自分の根元がぼろぼろになっていたのだろう。そこへ些細な事でも辛い事や嫌な事があると、普段なら平気な物でも、ダメ押しになってしまう。
自分の弱さが歯がゆかった。

子どもの存在が救いになり、力になっていた。
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ちょこちょこと女性上司がつまらぬ意地悪をしてきたが、やり方が幼稚で、その馬鹿らしさにまた気分が悪くなっていた。

トイレに何回も駆け込んだ。上司はトイレまで追っかけてきて、ドアの前で待ち伏せした。

そして、また仮病と決めつけ、病院に行って結果を報告しろとまで言って来た。

自分が原因とは思っていない。「気がたるんでいるせい」と言う。

上司の周りには、上司の方からご機嫌をとるコネ入社の人と、上司にごまをする人ばかりになった。反発する人は辞める様に仕向けられたり、自分から嫌になり辞めた人もいた。

私も、もう体調を崩す訳にはいかないので、いつか辞めてやると思っていた。だが、新部長や女性上司の笑う顔が浮かぶと悔しくて決心できなかった。

ある日、後輩からメールがきた。
「(私が)辞めると聞いて驚きました。突然どうして辞めるのですか?」
と聞かれた。

誰にもそんな話をしていないのにどうしてそんな話が?辞めるのもまだ決めていないのに。

後輩に「辞める気は無いし、そんな話も誰にも言った事もないよ」と答えると、

「噂が広がり、皆そう思っていますよ。違ったのですか?なら良かったです」と返事が来た。




母から電話。

体調が良く、通院も1カ月後になった。
そこで、我が家に遊びに来たいという。これが最後の旅行になるだろうからと。

最後なんて言われると悲しくなるが、そうかもしれない。
子どもが小さい時は、困った時に駆けつけてくれていた。

最近は母に助けてもらう事が無くなり、我が家に来てもらうのは何年ぶりだろう。

元気だった頃の母を思い出した。今はやはり年をとったなあと感じる。
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1人では心配だから、弟が付き添ってくるようだ。父も誘ったらしいが、行かないと言ったそうだ。

母にしたら、理想的な旅行になった。大好きな息子と二人で旅行なんて生まれて初めてだろう。
あの怖い嫁さんの許可が無いと、弟には自由が無かったから、母は諦めていた。

しかも泊まるのは遠慮のいらない娘宅だ。家事からも解放される。
母にとって夢の旅行になりそうだ。そして弟にとっても。

私も歓迎する。最後になるかもしれないと思うと悲しいが、悔いの無いように楽しんでほしいとは思う。自分の体調や怪我が治ってて良かった。

と、心では思っているが、母と弟の私への遠慮の無さを感じる事が昔あったことを思い出してしまった。

私の考えでは、例え娘宅でも遠慮やマナーは必要で、旦那さんに遠慮し気を使うものだと思っている。
ましてや夫みたいなタイプの男には。

娘が後で旦那さんに気が引ける様な事が無い様に気を付けると思う。

でも、当時の母と弟にはそれが無かった。こちらの都合も何も全く気にせず、断っても無視して押しかけてきた。

夫がまだ同居状態の時だった。

夫がいる時に、無神経に押しかけてきて、別居になったら来なくなった。逆じゃないのか。

あの頃の弟夫婦の無神経さにも困った。自分は絶対家に呼ばないのに、我が家が引っ越す度にすぐに泊まりにくる弟と嫁。

母も、最初は1人で来ていたのに、弟夫婦に電話をして「あなたたちも来たら?○○(私)が歓迎するって言ってるよ」と嘘をついて呼ぶなんてことまでされた。

皆お客様で、何もしない。私1人でお世話係。仕事も忙しかったのに休ませられ、迷惑だった。母に怒ったが、「いいじゃん別に。あんたは娘なんだから」と平然としていた。

夫は不機嫌だった。当然だと思う。私でも夫の家族にそんな風にされたら腹がたつ。

その後、機会があるたびに、母に、ああいう事はやめてほしいと怒ってきた。

一時期、会いたくないと思い親と疎遠になった時期もある。

その後夫がいなくなり、親に協力してもらう事も増えて、文句をいうのは我慢しようと思ったりもした。

母は、私の事を最近は「思っていた子と違う、怒らせたら面倒」と気が付いたのか、少しは気を使うふりをしている。
でも、うかれて話す母の言いかたが、また以前の遠慮のない頃に戻っていて、自分と弟の気持ち優先で、こちらの都合は無視している感じがまたイラッとする。
私がアドバイスした事も、即否定していたが、その後弟が同じ事を言うと、即同意する母。
そして私に「あの子がそう言うから聞くことにした。」とわざわざ言ってくる。

そして「その方がいいわよ。」と私に教えてやると言わんばかり、

「何言ってんの。それ最初に言ったのは私よ。私が言った事はすぐに否定して、弟が言えばきくわけね。」と最近はばしっと言い返している。

私が「来ないで」と言えば終わりだ。遠慮のいらない娘の家だから気楽で最高な訳で、他に行く所は無い。

母と弟の最高の楽しみは、私にかかっているわけだ(笑)。

はしゃいでいる母と較べて、醒めた口調の私。
母のはしゃぎ方が凄い、免疫力も上がって、病気も良くなるかもしれないと思うほど。

それにもう母には時間が無い。過去の事は頭から消して、楽しくすごせる様にしよう。

1週間後位に来る様だ。それまでお互いに何も無い事を祈ろう。

金木犀が満開。香りで癒される。

続き


また帰宅時に呼び止めるのか。という事は、また何か押し付けられる?と不安になりながら、椅子に座った。

にやにやしながら部長の横に座っている女性上司。
反して固い表情の新部長。
怒った様な表情で部長が口を開いた。

「あなたは、以前休職してましたよね。」と聞かれた。
「もう大丈夫なんですか?」
「また体調を崩されると、僕の立場が悪くなるんですよね」

と、私の返事を聞く事もなく1人で話しだした。

復帰してから、体調不良で休んだ事も無いし、むしろ以前より頑張っていたつもりだ。それを一番知っているのは女性上司だ。


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部長が怖い顔をしたまま話し続ける。私に反論させない様にあえて強い口調で話しているし、横で女性上司がうまくやれよと監視している様なそんな雰囲気。

部下のはずの女性上司が、部長より強いとは何故なんだろう。

「社員の健康管理は僕の仕事。体調を崩されたとなると僕のくびがとぶんだよ。もし、このまま君が仕事を続けてまた何かあったら困るんだよね」
と言う。
(それは私だけじゃないだろう。誰だっていつ病気になるかわからないし。
予想で話されても困るし、辞めさすのに、そういう理由しか浮かばなかったんだろうな)と感じた。

「要するにやめろってことですか?」とズバリ聞いた。
すると女性上司は
「そうじゃないのよ。そんな風にあなたに誤解されるから、こんな話しない方がいいって部長に言ったのよ。私たちはただ、心配しているだけなのよ。そうですよねえ?部長~?」
と普段見せない様な気弱なふりの演技をする。

「では何か言いたいのですか?意味がわかりません。」と腹がたってきて私はさっさと立ちあがり帰った。


そうか、他の人たちはこんなところが嫌になって辞めていったんだなとため息が出た。

私の反発が想定外だったのだろう。
上司が翌朝擦り寄ってきて、「昨日は部長がおかしな事を言ってごめんね~。私からも注意しといたから。」
とささやいた。

私が騒いだらやばいと思ったのだろう。こんな理不尽なパワハラを受けたと社内で話題になったら困るはずだ。この人はその辺がいつも甘く、バレバレな意地悪をする。

私は少し強くなろうと思った。この人に流されない様にと。

でも、それ以降、会社の玄関に入ると耳がキーンと遠くなり動悸がするようになった。
やられた~と言う気分だった。


続き


その後も、何か変だなあ?と思うような事が続いた。

例えば、私の成績になるところまでもう少しという時点で、女性上司に横取りされたり、男性社員と組んでやろうとすると、「1人でやって。話は私がつけといたから」と突然言われたり、何かと妨害される様になった。

「大変な仕事だから私がかわりにやってあげるわ」とか「この件は間違ってあなたにふってしまった。返してね」と言い、言葉の使い方は意地悪を感じさせない。

せっかく頑張っても、妨害される為、再びストレスを感じる生活になった。
出勤すると、頭痛がしてきた。
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他の社員にも同じ様な事をしていたらしく、私に相談してくる人もいた。

抗議しても「部長が私にそうしろと言ったから」と言うだけ。それでも抗議された場合は、部長に泣きそうな顔をして「部下が私をいじめるんです~」と聞こえるように訴える上司。

部長が変わってから、こんな事ばかりで、私の仲良かった同僚は辞めて行き、いなくなった。

仕事の妨害だけでなく、仕事に関係ない雑用を命じられる事も増えて来た。

これは、女性上司が部長を取り込み、好みの社員を集め、気に入らない人は排除しようとしているんだなと段々わかってきた。


私がめげずにマイペースでいると、女性上司はまた帰り際に私を会議室に呼んだ。会議室に行くと、中には部長と上司が座っていた。

続き



○○会社の担当者とはこんなやり取りがあった。

「え?△△さん(女性上司)じゃないの?あなたはどなた?担当では無い方からなぜ電話がくるの?」

「△△から、私にかけるよう、指示がありましたので」

「担当じゃない人に聞いても、わかる訳ないのに。契約の内容を少し確認したかっただけよ。たいしたことじゃないし、べつに急ぐことでもないから、いつでもいいから暇なときに、教えてって△△さんに言ったのに。でも、せっかく電話くれたから聞くけど、今、○○の内容、調べられる?」

「すみません。実は私は会社にいないもので、資料が無くすぐには調べられないのです。」

「え?お休みだったの?そもそも何で△△さんがする事を、休みのあなたがする訳?今日じゃなくても良い事を。私のせいで迷惑かけてしまったわね。」というお話好きな年配の女性だった。

世間話が好きそうなこの人は、「何で休んだの?仕事なんか押し付けられて可哀想に。用事があったんでしょう」などと、色々心配をしてくれた。実はと事情を話すと

「まあ、こんな電話している場合じゃないわ。早く子どもさんの所へ戻って。それにしても、△△さんは何を考えて居るのかしら。私があなたに迷惑かけてしまったわけね。ごめんなさい。私から△△さんに言っておくわ。大丈夫。うまく注意しとくから。気にしないで。お大事にね。」

と言って、電話が終わった。
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上司の「私にできることがあれば言ってください」のメールがしらじらしく思えた。
きっと新部長にはそのメールを見せて、部下想いをアピールしたことだろう。

そうか、こうされたら困るというネタを私が提供したわけか。
あの言葉は「私に意地悪できるネタがあれば言ってください」という意味だったのねと1人笑った。

私は良いとしても、迷惑かかるのは子どもだ。こんな時に意地悪するなんて。でも、○○会社の人と話した事で、すっきりした。

電話の後、女性上司には報告メールをした。
それ以降、この件に関して何も言ってこないし、何も無かった様な態度の上司。

こんな時、以前の部長なら話を聞いてくれた。私だけでなく、他の人の話も。聞いてもらうだけで落ち着いた。とても人望のある人だった。
その部長がいなくなり、職場の雰囲気が次第におかしくなり、人が辞め始めた。

続き


熱が下がるまで入院予定となり、親がつき添い、子から離れない様にと言われた。
点滴を一日中するので、暴れて外れない様に監視し、トイレが近くなるので連れて行ったり、目が離せないのだ。

会社を早退してから、その日のうちに入院になった。
容体が落ち着くまでは仕事を休まないといけない。夫はいないし、親は私1人だ。
家にはまだ子どもがいるし、母が来てくれなければどうなっていたことか。

私の仕事については、休んだからと言って、誰かにその仕事が回るという類のものではなく、その分自分で後からカバーして間に合う仕事だった。会社は休みに関しては、自己責任ということで理解があった。

とりあえず、すぐに会社に連絡した。

病室では電話ができず、電話を掛ける為に待合室までいくと子どもが1人になってしまう為、とりあえず、女性上司にメールをした。電話がかけにくい状況であることも、付き添わないといけないことも説明した。

返事のメールは「大変でしたね。どうか安心して付き添ってください。何か私にできる事があれば言ってくださいね。」とやけに優しいものだった。

ホッとして、子どもの様子を見守ることに集中することにした。

家をでてそのまま入院になったので、自分は着の身着のままだった。夜は、同じベッドに添い寝をするように言われた。え?添い寝?と驚いたが。

翌朝、子どもの熱は下がって来た。でも、原因はわからないまま。

まだ元気は無いので、不安だった。そんな時、朝の9時すぎだった。
例の女性上司から電話がかかってきた。
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病室では電話ができないと伝えたし、できればメールでやりとりをと伝えたのに。
よっぽど仕事で急用なのかと思い、廊下に出て、電話にでた。
「すみません。子どもを1人にできないので、あまり話せませんが」と前置きをしてから。

するとそんな言葉は遮られ、「今から○○会社の担当者に急いで電話してちょうだい。」と言われた。

「今日は私は休みですが。それに電話は病室からできないので、あまり長く話せないのですが。どんな用件なのでしょうか」と聞いた。

「○○会社が、ききたい事があるというのよ。いいから早く連絡して!」と言って切れた。
だいたい、○○会社は、私の担当では無かった。女性上司の担当だった。

昨日のメールは嘘か。あれは、部下にこんな優しい対処をしたというパフォーマンスの証拠を残しただけか。電話は残らないからなあ。録音しとけば良かった(笑)。

と思いながら、○○会社の担当者に電話をかけた。


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