りんごの嘆き

人生の後半もだいぶ過ぎた主婦りんごの嘆き。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わりたい。

2018年10月



先日書いた友人から連絡があった。      


検査の結果、良性だったそうで、すっかり元気になっていて安心した。


入院する病院も期日も聞いていなかった。というか教えてくれなかったので、こっちもあえてそっとしておいた。


入院する時に、やたらとお見舞いにこられるのも嫌な人もいる。


特に女性は、やつれた顔を見られたくなかったり、気を使って疲れたりする事もある。


だから、無理に聞き出さなかった。


おひとり様の生活なのだが、結婚経験はありお孫さんが5人もいる。若いおばあちゃんだ。


かなり昔に別れたご主人の様子は今でも耳に入るという。


離婚する時は、元旦那さんは家を出て、浮気相手と一緒に暮していた。なのに元旦那さんの方が離婚を嫌がっていたそう。



当時、全く未練もなく、早く新生活を前に進めたかった友人は、浮気相手に協力をお願いすることにしたそうだ。

浮気相手と対面した時、いきなり「早く彼と別れてくださいよ!養育費や慰謝料ばかり請求しても無駄よ!彼は私と再婚するつもりなのよ。」と言われたそう。


「え?逆ですよ。何も請求してませんし、生活費も貰ってません。むしろ私の実家から彼は借金しています。縁を切りたくないと言っているのは彼の方です。私は何回も離婚のお願いをしているのに、断られて困っているのです。だから、あなたに協力をお願いしたいのです。この書類を預けますから、あなたから彼に書かせて、役所に提出してもらえませんか?」

と話すと、浮気相手は、驚いて

「えっ?私が聞いていた話と違う。てっきり、私に彼と別れろと言いにきたのかと思いました。だって彼は、あなたが離婚を拒否して、高い慰謝料を請求したり、沢山の生活費を払わせているから金が無いといつも愚痴っているんです。」

と答えたというのだ。

                   続く



今日はポールマッカートニーが来日する日。


東京に住んでいたら、朝から空港で待って、最前列でポールに声をかけていたかもしれない。やってみたかった。


人生で一番後悔している事は、結婚相手を間違えた事だが、その前に東京を離れてしまった事だ。


せっかく住んでいたのに、友人も東京の方が今でも仲良い人がいるのに。


東京にずっといたら、人間関係も仕事も、夫との生活も変わっていただろう。


自分が主導権を握れたかもしれない。

夫は私が誰も知り合いのいない土地に連れていき、そこに置いたまま遠くに行った。


実家の近くや、東京なら違っただろう。誰も頼れない孤独な土地に置いておく事も夫の作戦だった。


私のそばに誰か強い味方がいて、夫がいなくても全く平気だったら、また違う行動をしただろう。


話を戻して、あのポールでさえも、再婚に失敗した事があったのだ。


今の奥さんはとても良い人で、幸せそうで良かったが、誰だって失敗するし、やり直せると信じたい。

Dポール

ポールが76歳になっても頑張っている事は、世界中の色んな人に刺激にもなっているだろうし、生きがいがあるという事は素晴らしい事なんだと思う。


さて、そろそろ到着する頃かな。ポール、再びの日本へようこそ!






先日テレビの番組で、仲良さそうな60歳位のご夫婦が出ていた。たまたま街で声をかけられた風だったが、そこのご主人を見ていて思うことがあった。


15年ほど、単身赴任をされていたが、ある事がきっかけで退職し、家族の元に帰って自営業を始めたそうだ。


今、その仕事で出張中だったが、奥さんも一緒に連れて来ていて、空いた時間を一緒に遊んで過ごしているところだという。

なぜ退職されたのかと理由を聞くと、
「単身赴任で長男とはほとんど一緒に暮せなかった。ある時長男が、”うち、親父いねーし”、と人に言っているのを知った。これではいけないと思った。次男にも同じ思いをさせたくないと思い、仕事を辞め、家族と一緒に暮す事を選びました」


そうだよね。普通のお父さんならそう思うよね。

でも、この方は、恵まれた方だった。最初の仕事は、官僚。辞めて始めた仕事は税理士。


能力のある人はいいよなあ。辞めるにしても、きちんと先の生活を考えてご自分の能力を活かしていける。しかも常に責任感に基づいての行動をされている。

仕事もハードで、ストレスが溜まりまくっていたとおっしゃっていた。何をするにしても、真面目に取り組む方なのが伝わった。


それに比べ、何の手に職もなく、資格もなく、ただ地元の国立大学をでたというだけのうちの夫は、自分はエリートと勘違いして、仕事を馬鹿にして嫌な事があるとすぐ辞めて、結婚も責任が重くて嫌になって逃げて、自分は社長になるべき人間だと言って、何の信念も無いまま自営を始めて失敗する。

子どもがどんなに苦労や我慢をしようと、目を背ける。「これではいけない」なんて思わない。

私が子どもの事を考えろと訴えた事もあったが、「誰のせいだ」とか「社長のせいだ」とか訳のわからない言い訳しかしなかった。


テレビのこのお父さんは、仕事でやむなく単身赴任だったわけだが、うちの場合は、自分から出ていったのも違う。


想像した。もし、この番組を夫と一緒に観ていたら、きっと夫はこう言っただろう。

「僕と全く同じじゃないか。やっぱり自営が一番だよなあ。僕は悪い人に足を引っ張られて被害にあったけど、この人は運がいいよ。」
と上から目線で偉そうに。


「全く違うよ。天と地の差ほど。」と言ってやったらどんな反応するだろう。
また「○○のせいだ!」とどこまでも自分を守るだろうな。


同じ別居生活でも、老後こうやって家族を愛しむ人なら苦労した甲斐があるだろう。



 続き


子どもが「そんな事したら、犬が怖がるだろうッ」と夫に言った。


すると夫は、フンと馬鹿にした顔でこう言った。


「犬なんて所詮獣なんだよ。なめられたら手に負えなくなる。最初のうちに棒でたたいたり、力でおさえこまないと躾けなんかできないんだよ。こっちがお前より上なんだぞと教えてやろうとしたんだよ。」



何を言っているのだろうと、唖然とした。

このまま夫を放置していたら、小さい子犬に何をするかわからないと思った。


「それは狂犬に襲われた時の話でしょう。こんな小さくて怖がっている犬に、そんな事して言い訳ない。それで犬に好かれるはずがないでしょ。愛情をかけて初めて信頼されるものでしょう?」

と私は怒った。


すると「だって、親父がそう言ってたんだぞ。うちでは最初に親父がそうやって躾けてから飼っていたんだ。」と言うのだ。


デター!
「お袋が言ったから!」「親父が言ったから!」~ お前さん、いくつなんだい?


「動物虐待じゃないの。うちはそんな事は絶対やらない。間違っている。あなたはこの子(犬)には一生嫌われたままだわ。犬好きの人とは思えない。」

と言って、夫にはわかってもらうまで、触らせない様にした。

夫の実家で昔飼っていた犬が、大きくて躾けが悪くてすぐに噛みついたりしていたのかもしれない。

危険を感じて、舅が犬をたたいたのかもしれない。それはそういう状況だったからと思わず、そのまま父親の行動が正しいと信じ、どんな犬でもどんな状況でも、同じ事をすればよいと思い込んでいる。


夫は、自分で積み上げた考えというものが無い。いつも人の真似なのだ。


犬に好かれるとか、犬好きとか言っていたのに、現実は真逆。夫は何をしてもこんな調子。


さんざん立派な事を言い、期待させといて大きく裏切る。

またか、ああうんざり。と疲労感が半端ない。



その後、あまり帰宅しなくなったので、犬との接触は少なくて良かったのだが、犬に好かれようと一応頑張ってはいた。

犬にはどこかのお客さん位にしか思われていなかった。


犬はまるで夫の事を把握していたかの様だった。

小さい体で、「僕が家族を守るんだ」と思っているみたいで、私を助け、癒してくれ、子ども達の成長を見守ってくれた。

夫よりずっと信頼でき、癒してくれる存在だった。


その犬も天国に旅立ち、寂しくなった。


夫に亡くなった事を伝えると「いい犬だったのに、ショックだなあ。」と言っていた。

が、その後、夫から宅配便が届き「犬の餌を貰ったから食べさせて」とメールがきた。


亡くなった事をそんなに簡単に忘れるものなのか。

嫌がらせではないだろうが、何をしても人の心をイラつかせる。

夫がふらっと帰宅して、家の犬と初対面した時の事だ。


小型犬で、まだ子犬。やっと、私や子ども達に慣れてきたところで、お気に入りのハウスのベッドにちょこんと座っていた。


「犬はどこ?」ときょろきょろ探す夫。ハウスを見つけ、すぐに犬の前に行って中を覗き込んだ。


知らない人に突然覗き込まれた子犬が驚くのは当然、「ウー」と言いながら警戒していた。


するとそれが気に入らなかったのか、夫は犬を睨み付け、犬に向かって「ヴ―ッ、ガオーッ!」と叫んだのだ。


臆病で震えていた子犬。やっと我が家に慣れてきたところだったのに。


突然こんな中年男が唸って来て、不快なはずだ。


当然、犬はおびえて、ワンワン吠えた。懐くはずもない。これのどこが犬好きで、犬に慕われる人なのか?

もっとやり方があるだろう。本当に犬を飼っていたのか?また嘘か?と疑ってしまった。


子ども達も、夫の行動に唖然としていた。


その時、夫が驚く事を言った。    続く



前にも書いたように、小学生のT君が、友達の家の犬を虐待して、そこの家の人に見つかり強く叱られた事があった。それも一軒だけでは無かったのだ。

可愛がるふりをして、人が見ていない時に、犬の口に危険物を押し込んだり、もっと酷い事もしようとしていた。犬が怖くないのかと不思議だ。


動物を虐待する癖のある子どもは、エスカレートする危険性もあるので、気にかけ、注意して見守る方が良いと言われる。


その子の雰囲気から想像するに、何か悪戯をしてやろうとか、ストレスが溜まったからとか、寂しいとか、そういう感じじゃない。

無表情で、淡々と行動する。叱られてもきょとんとして、何が悪いのかなと思っている風に見えると聞いた。

たまに友達と遊んでいる様子や、トラブルがあった時の様子を見ていると、感情が無い様な、いつも無表情に近いイメージで、それで大人しそうで、影が薄くみえたのだろう。

嘘も平気でつくらしいが、嘘をつくような子に見えなかった。


こういう子どもさんに出会うと、環境よりも、生まれ持った性質というものがあるのかなと思ってしまう。よくわからないが。



犬の虐待で、思い出した事がある。


夫は大の犬好きだと自分で言う。

実家でもずっと犬を飼っており、自分に良くなついていたとか、自分の言う事しか聞かないほど犬との信頼関係があったなど、懐かしそうに話していた。


動物に優しい人なら安心かなと、そういう面でも夫の性格を誤解していたと思う。


結婚してからは、なかなかペットは飼えなかったのだが、下の子が小学校に入る頃、やっと飼う事ができた。


夫はすでに別居中だった。犬を飼った事は、また嫌味を言われるかと構えていたが、連絡すると、意外にも、犬好きだったからか、喜んでいた。


その時も自分は犬には詳しいとか、犬に好かれるタイプだとか自慢していた。


家にいないのに、まるで家族の中では自分が一番犬に懐かれるはずだと自信満々な事を言っていた。

ならば帰宅したらさぞ可愛がるのだろうと思い、最初のご対面の時はどうするだろうと観察することにした。   続く




続き

その後も、T君はコンビニで万引きをし、学校に通報されたり、友達の家の犬を虐待したり、空き家に侵入して、窓や家の中を壊し、警察にきつく注意を受けた事もあったという。


まだ小学校の低学年だったことから、悪戯扱いですんだのだろう。
さほど接触の無い我が家ににこれだけ情報が入ってくるという事は、他にも色々トラブルを起こしていると思われた。


親御さんは、ここまで我が子が問題行動を起こしている事をどう思っていたのだろう。

自分なら悩み、苦しみ、自分を責めたかもしれない。

T君は見た目は全くそんな事をするようには見えない。行動も大人しく、素直な感じに見える。


しかし、私がT君を見た時に感じた説明のつかない不安感、恐怖感みたいなもの、それはT君の本質か、生まれ持った何かを本能的に感じ取ったのだろうか。


こんなに小さいのに、どうしてこんな事ができるのだろう、とショックだった。


私は、子どもの友達を親が選ぶ事は抵抗があったのだが、T君に関しては、なるべく関わらないでほしいと内心はらはらしていた。


我が子自身も私と同じ感覚を持っていた様で、T君とは距離を持っていた様だ。


5年生の時、T君は引っ越して行った。お母さんの実家に住む事になったと聞いた。


見た目と行動があんなに違う子がいるという事を思い知った記憶。


今どうしているのだろう。元気にしているだろうか。落ち着いただろうか。幸せかな。

長く、何も噂が入ってこないと言う事は、良い事なのだと思っている。




  続き


小学1年生のT君が、日曜日の朝早くにわざわざ離れた我が家に遊びに来るのは、違和感があった。


学校の決まりでは、遊びに行く時は10時過ぎてからとなっていた。


普通に考えても、親がそんな時間に外に出さないだろうし、相手の家に迷惑だし、7時なんて休日は寝ている時間だったり、朝ご飯は食べてきたの?と聞きたくなる時間だろう。


「まだ遊ぶ時間までには早いから、おうちに帰って10時過ぎてから遊ぼうね」と言って帰した。


素直にうなずいて帰ったが、そのままどこかに行ったのかもしれない。誰かの家にいければどこでも良かったのだろう。結局それっきり来なかった。

両親が仕事か何かで忙しいのかな、朝早くから留守番で寂しいのかなとその時は思った。



後で他の友達に聞くと、いつもそんな風で、近所の家には迷惑がられて、断られているらしかった。



うちの子とは家が離れていた事もあって、普段遊ぶ仲間ではなかったので、それ以降、T君との関わりはあまり無かった。

2年生になった頃、子どもから驚く話を聞いた。

T君が公園の木に火をつけたという話だ。


ゴミにライターで火をつけ、木に投げつけたという。

近くで数人の子ども達が遊んでいたのだが、「やめろよ」と言っても、勝手にどんどんやってしまい、あっと言う間に火は燃え上がったという。


驚いた周りの子がパニックになり、近所の家に助けを求め、大人たちがバケツで消化して大事にならずにすんだ。


小学校の2年生が、そんな事をするという事が驚きだった。


当然、その場で大人たちから叱られ、学校や家庭に連絡がいき、問題になった。


一緒にいた子たちもきつく叱られたよう。親も一緒に。


一緒にいてなぜとめなかったのかと叱られたり、一緒にやったと決めつけられ、怖くて抵抗もせずただ泣いて謝っていたそうだ。



でも、子ども達の間では、「他の子たちは、たまたま近くにいただけで、T君が勝手に火をつけており、何やってんの!やめろよ!と言った時にはもう燃えていた」そうだ。


共犯にされた子どもさんは気の毒だが、この事を知った親たちは、益々T君と遊ばせたがらなくなった。


T君は、悪戯とは言えない事件をその後も起こしていた。
(他のお宅の子どもさんの話を、しかも良くない事を書くのは気が重い。もうかなり昔の話だが、ためらう気持ちも持ちながら書いている。)


T君のご両親の事は知らない。

1度だけお母さんの姿を見た事はあるが、綺麗で若くて大人しそうで、子どもさんを大事にしている様に見えた。ホッとしたのを覚えている。




慶応大学生の事件。またかと言う気持ち。


腹が立って仕方がない。


どうしてこんな風に育ったのだろう。裕福な家庭だったようだが、甘やかされていたのだろうか。


持って生まれた性質もあるのだろう。サイコパスということか。


残虐な事をする事件は昔からある。親に手をかけて逮捕された時、「気持ち良かった」と言ってニヤニヤしていた16歳の男の子もいた。

そこまでいくと環境は関係ない、間違ってこの世に人間として生まれてしまったAkumaだ。

そんな危険な人には、遭遇しない事を祈るしかない。

そう言えば、だいぶ前の話だが、子どものクラスメートに少し危険なにおいのする子供さんがいた。小学校1年生の時だ。

直感的に、説明のつかない、何とも言えない不安な気になる子どもさんだった。


おとなしくて、小柄で、可愛くて全くそんな風には見えないのに、どうして胸騒ぎがするのか自分でも不思議だった。


その子が、家も離れているし普段遊ばないのに、突然うちに遊びにきたことがあった。それも日曜の朝7時に。


                  


別居していて、腹がたつ事はさておいて、結果として良かった、無事にここまでこれたと思える面もある。


精神的な苦痛はともかく、肉体的にどうなっていたかわからない。


故意なのか、無意識なのか、家族を危険な目にあわせる人なのだ。


車の運転でも、「子どもを乗せているのに、何やってんの。自分一人の時にやりなさいよ。」
と親族からも叱られたこともあった。


家族を乗せて高速での居眠り運転、山道での居眠り運転、スピード違反、エンジンをかけたまま、子どもを乗せたまま自分は外でガソリン入れる、子どもが降りようとしているのにドアをしめて、指を挟む、歩きタバコで子どもの目にタバコの火をあてる、(謝るどころか気を付けろと子どもを怒る)
海で溺れかけた子供をニヤニヤして助けない。
全く後ろを見ないで、車をバックさせ事故る、子どもを車に乗せたまま放置してどこかにいってしまう。などなどもっとあるが思い出すとキリがない。短い間でこれだ。


注意散漫な性格かと思っていたが、最近は故意にやった事もあるんじゃないかと思う様になった。


後方確認せずに事故った時は、「保険金狙いで相手がわざとぶつかる様に仕向けたんだ」と言った。
後ろの車は駐車していたのに。

”この人はおかしい”と流石に感じた。

相手の前では、誠意を見せてきちんと行動したので良かったのだが、裏では別人格になっていた。


事故しても反省しないから、事故の回数が多い。違反も多い。そういうお金の無駄も多い。


とっくに、事故で大怪我したり命を落としてもおかしくないと思えるし、免許取り消しになっても良さそうなのだが、不思議な事にそうなっていない。

そうなったら困るからホッとはしているが、運が強いのだろうか。生への執着が強いのかもしれない。



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