パワハラ被害にあっている知り合いの若いママさんは、我慢の限界に達したようで、体調が悪くなり、精神科に通院している。
先日も、子供の運動会で仕事を休んだ事を、ネチネチ言われたようだ。
入社する前に、その男性は「学校行事を配慮します。気兼ねなく休んで良いから。子供さんがいる事を配慮するよ。残業もしなくて良いように」と言って、「ぜひうちで働いてぼしい」と誘ったのだ。
ところが、入社してみると、仕事内容も嘘、しかも、顧客の前で、彼女を馬鹿扱いする。
「こいつは、休んでばかりいて、その分残業しようともしない、無能な馬鹿なんですよ」とまで言われたそうだ。
彼女は、ずっと耐えていたが、さすがに辛さが表情にでていたらしく、その嘘つき上司から「何か言いたい事があるなら言え」と言われたそうだ。
彼女は泣きながら、全てを吐き出した。
すると、「やめたいんだろう」「今ならいいぞ」「仕事が難しすぎたのか。お前には無理だったようだな」
と、上司ははぐらかした。
彼女は、仕事の愚痴は言っていない。
上司の態度を話題にしているのに、上司は自分が悪いとは認めない。彼女が悪いという方向に持っていこうとする。
話せと言いながら、耳を傾ける気は無い。
おまけに、「お前も言いたい事を言ったんだから、自分もこれからお前の嫌なところを言うようにする」と言ったらしい。
こうやって、人が辞めていく。辞めるようにしむける。そして、自分の価値を自分だけが認める。
彼女は、いつでも辞められる。国家資格を持っているので、仕事はあるのだ。
ただ、今の仕事が好きで、早く覚えてバリバリ働きたいだけだ。
ここで辞めたら馬鹿らしい。確かに。
他にも、男性だったが、社長がごワンマンで、機嫌を損ねるとすぐに暴力をふるってくると聞いたことがある。「お前がダメだからだ。指導の為にやってるんだ」と言われるのだそう。
従業員は家族がいるし、簡単に転職できないから皆耐えていると。社長はそこにつけこむので、更にパワハラが悪化しているとの事だった。
私ならどうするだろう。パワハラの記録、録音などを集めて、然るべき公的機関に相談にいき、指導してもらうだろう。
☆パワハラの相談について☆
職場に近い労働局、労働基準監督署に行こう。総合労働相談コーナーかある。電話でも相談できる。
相談コーナーでは、説明がしやすいように、メモにまとめて行くとよいそうだ。
●パワハラを受けたと思われる日時
●受けた場所
●言われたり、強要された内容
●誰にされたのか
●その時見ていた人の名前など
私に相談してきたママさんは仕事ができる。だからこそ叩かれる。もっと酷いパワハラも世の中にはある。
公の機関に相談するだけでも違う。DVについても同じだ。泣き寝入りする時代は終わったと思いたい。
私は、彼女を応援していく。
パワハラをうけたら~☆証拠を残す。録音、録画、メモ、とれるものはとっておく。公の機関の相談コーナーに訴えてみる。