りんごの嘆き

人生の後半もだいぶ過ぎた主婦りんごの嘆き。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わりたい。


元ビートルズのポール様はもうお年なので、
ワールドツアーは引退かなと思っている。

無理しないでほしい。
たまに近場でライブをしたり
新しいアルバムを作ってくれたら充分だと思っている。 

日本でのラストライブは、5年前だったか。
声も出なくなってるし、汗びっしょりで3時間近く歌いっぱなし、
あの年齢で、かつ演奏しながらというハードなライブは
ポールにしかできないと思う。
これぞ一流のプロの仕事!を毎回見せてくれた。

数年前のライブでは、倒れないかなとハラハラしたが、
動きは軽やか、スタイル抜群、若かった。

流石に、最近ネットで見るお顔は老人に見えてきた。

先日、ワールドツアー開始、これで最後、という噂が流れた。
ポスターを見たが、うさんくさい。
ファンは、本当かどうか、やきもきしている。
日本は、1日だけ東京での予定。

スケジュールに無理があり、これはデマだろうと言う意見が多い。
私はデマだと思うし、思いたい。

もし真実だったとしよう。
これで最後、しかも1日のみ。
ただでさえ、チケット代、手数料の高騰、
争奪戦の激化、悪い人が買占めて転売など、想像しただけで疲れる。

交通費、ホテル代がかかっても
子どもも一緒に連れて行ったし、
今となっては、あの体験があって本当に良かったと思う。

普段、我慢して、節約して
この為に貯金して、ポールのライブにパーッと使う。
1泊でも、充分旅行気分は楽しめる。
何年かに1度という間隔で、長い間、楽しませてもらった。

ポールだから、強引に行けた。
そうじゃなければ、どこにも旅行に行かなかったと思う。
子ども達に、つまらない生活を送らせていたと思う。
MATSUMOTO2096117_TP_V4

ポールが長い間、今も現役で活躍していて
何度も来日してくれたことを、本当に感謝している。
その瞬間だけは本来の自分を取り戻せた。
子ども達も一緒に。

最近のコロナ禍で、そんな楽しみは消えた。
昨年、日本のベテランバンドが、
自分の住む土地にツアーで来ると知り、
先行発売の日にチケット買おうとしたら一瞬で売り切れていた。

そろそろ、生の音楽で元気になろうと楽しみにしていたが。
他のアーティストを探すしかない。

話は戻り、私は本来、ジョージのファンである。
生きていたらどんなにか良かったか。
もっともっと、救って貰えたと思う。

何をするにもお金が必要。
以前より、収入も減っている。
子育てが終わったことが救い。

ポールのライブに行っていた頃よりも、
老後が迫ってきた今、お金を遊びに使うのが怖くなった。
友人に会いに行くつもりだし、
実家にも何度も通うつもりでいる。
その為に、もっと倹約して貯金しよう。

人はいつどうなるかわからないのだ。
〇んだら終わり。後悔しないように、やりたいことはやろう、
と自分に言い聞かせる。



末っ子の転勤が決まった。
色々、手伝わないといけない。
我が家に接する施設の撤去工事ももう終わっているはずが、
まだ始まってもいない。 
町内会の用事もある。

日付が決まればよいのだが
どれも、連絡待ち。

弟は、落ち着いてからでいいと言う。
寂しいのか、これまでの反動か。

奥さんは、私と両親、弟の友人も家に入れるのを嫌がっていた。
自分の友人や親族はよく家に呼んでおり、
尻に敷かれた弟はずっと我慢していた。

これからは、自由に私や父を家に呼べるから、
まずは、私を招待したのかも。
母がいたら、息子を心配して毎日通っただろう。

寂しさから気が紛れるし。
私なら気を使わなくていいし、
これからは、荒れた実家に泊まるより、
弟宅に遠慮なくということかも。
もっと早くにそうしたかったけど、
出来なかったのだろうな。

仏様にお参りを早くしたいのだが、
いつにしようか。なかなか決められない。
もう少し、実家が近ければなあ。

長距離を車で行くのもありだけど、
長時間、1人で運転して行けるだろうか。ちょっと怖い。
aig-ai230105788-xl2_TP_V

そんな事を考えると、夫は内緒で
毎年2回も飛行機で遠い無人の実家に帰り、
1週間レンタカーを借りて遊んでいる。
余裕が無いとできないこと。腹が立つ。

私には、体力もお金も余裕がないと嘘をつき、
同居して世話をしてもらいたいと口走ったこともある。
何を言ってるんだ、と呆れた。
が、それはただの脅しだろうと解釈し、
騙されたふりをして、泳がせている(笑)
証拠集めしたいから。

夫はコロナであろうが気にせず、他の所にも旅行している。
ばれているとも知らず、お金に困っていると嘘をつき、
支払いも私に押し付けようとした手前、
自宅に帰りにくくなったわけだ。

家族には1円も使いたくないケチだから、
帰宅する旅費も惜しくなってきたのだろう。
こちらはその方が良い。が、言わない。
家族が拒否するからと言い訳に使われるから。

もう誰も騙されないのにわかってない。
どんどん、自滅していけばよい。
孤独な末路に向かい始めていく事を強く期待する。


夫宛の郵便物が来ると、気分が悪くなる。
借金の督促状、税金の督促状を思い出し、
体調も悪くした過去の記憶が蘇る。

最近は、こちらにばれないように、
向こうの住所に変更しているのかもしれないが、
あまりこなくなった。

それはそれで、向こうの状況がこちらにわかりにくい。

夫は、多額の収入があっても、隠して自分で使ってしまう。
明日、学費の支払い、税金の支払いがあるとわかっていてもだ。

使い果たしてから「給料が減った、不景気で」と嘘を言う。
いかにも可哀想な苦労人のふりして、
誤魔化して逃げる。

滑稽なのは、家族に会う時は
わざと古い靴や服を着ていて、貧乏な演技をする。
が、嘘はすぐばれる。
高価な財布や服をカバンに入れていたり、
1人で買い物に行き、浪費する。
こういうせこい演技をするケチさが情けない。

稼げない男と思わせようとするくせに
「馬鹿にするな、俺様は評価が高く、稼げるし有能だ。」と言っている。
お金を出す必要がある時だけ、貧乏ぶり、
そうで無い時は、裕福で稼ぐ男アピール。
あまりにくだらなさすぎて、無視している。
aig-ai230105502-xl_TP_V

人のお金をあてにする生き方は
結婚詐欺の手法に似ているかもしれない。

言い訳が通らないと、逆切れして脅迫する。
まるで、助けた相手が悪いかのように。

「どうぞ、お好きに」と言い返すと、
慌てて「例えばの話だ」と誤魔化す。

言い訳が通じないと嫌味を言ったり脅すワンパターンなやり方は、
子どもの時に、親からそれをされてきて、
自分も真似して生きてきて、長い間
自分がコントロールしたい相手に使ってきたのだろう。 

相手が生きているから、色々怒りを吐き出せる。
病気になったり、亡くなってしまうと、
事実であっても、その人がした嫌なことについて言いにくくなる。

夫が元気なうちに縁を切った方が良いに決まっている。
今、鍵を握っているのは私の方なのだなと思う。
最近「~なった時、きっぱりと縁を切ろう」と密かに時期を決めてはいる。
子ども達への迷惑だけが心配。

嫌がらせやストーカー行為を防ぐ為にも、
今はじっと我慢し、色々慎重に考えているところだ。





昨夜やっと弟からラインがきた。
私への連絡は一番最後にしているみたいだ。
住居が離れているし、奥さんと血の繋がりが無いからかな?
奥さんの兄弟が近くにいて、私よりもだいぶ年上で
当然、そちらの対応優先。
色々気を使っていると思う。

ほっと一息ついて、私に連絡してきたみたいだ。

亡くなったと連絡がきてから、
何も連絡がなかったので、心配していた。

精神状態は、全然大丈夫そう。
無理に元気ぶっている訳でもなく、
母の時を思い出すと、弟は、亡くなるまでが辛そうで、
葬儀が終わると、重荷を下ろした様に
ホッとした様子で、気持ちの切り替えが早かった。
殆どの人がそうなのかも。

確かに、亡くなるとわかっていて、
病人と接するのは辛いものだが
私は反対のタイプ。
生きている限り、諦めない。
奇跡を信じ、悲観的にならない。
悲しく辛くなるのは、亡くなった後だった。

母が亡くなった日、
弟は笑顔で「ああ、やっと終わった」と言った。
それまでずっと近くにいて、頼りにされて
彼なりに頑張っていたのだろう。
今回も、同じなのかもしれない。
elly2252815_TP_V

我が夫婦と違ってずっと同居していた訳だし、
思い出も多いだろうし、
服や荷物を見ると、喪失感を感じるだろう。
広い家にずっと1人暮らしになるのも寂しいだろう。

「旅行に行ってる間は、1人暮らしが楽しくてはしゃいでいたけど、
これからの1人暮らしは寂しいと思う。」
と言っていた。
まだ亡くなったばかり。これからじわじわとくることだろう。

そして、私に交通費をだすから、遊びに来てほしいという。
もう奥さんはいないから、いつでも来ていいよと言いたげな、
どこか解放されたような本音も見えた。

すぐにでもお参りに行きたいけど、
町内会の引継ぎ、子の転勤の手伝いも頼まれている。
スケジュールを調整しよう。
まだ私の存在を必要としてくれる人がいるということ、
帰省した時、待っている人がいてくれるのは幸せなのだと思う。

弟が自宅に帰って、父の心配が消えた。
父の近くにいてくれるだけでありがたいと思える。

目の検診にもいかなくては。
飛蚊症は変化なし。光視症は気にならなくなった。



昨年から運動を意識して生活している。
なかなか毎日とはいかないけど、なるべく歩く様に意識している。

とは言え、車の移動が多く、歩数は少ないがやらないよりまし。 
意識して動くと、いかに今まで運動不足だったか、
筋肉を使っていなかったかを感じる。

腰痛はたまにピリッとくるが、
自分の場合は筋が固くなっているのだと思う。
寝返りを打たずに寝た日は、特に身体が固まって痛くなる。
じっとしないで、あえて動かすと痛みは消える。

以前は、どんなに気を付けていても体調の狂う日があった。
1カ月のバイオリズムがあって、
朝から血の気が引いている様な、
すっきりせず、倒れそうな不安感が襲う日があった。
aig-mid221005291-xl_TP_V (1)

今は、数か月に一回位あるかないか。
そんな日は本当に動くのが怖い。
気分も鬱になる。どんなに規則正しい生活をしてもなる日はなる。
思春期頃からそうだった。
熱が出たり、胃がもたれたり。ふらっとしたり。
翌日になると嘘みたいに回復する。

人間の身体は不思議。
健康だと思っていても、いつどうなるかわからない。
最近の悲しい出来事で実感する。
そうなると、終活をと思うけれど、
夫が子ども達に今後迷惑をかけるであろうことが
ずっと気がかり。

このまま、何も変わらず、ずるずると歳をとっていったら。
自分がどこまで子等をかばえるか。
体力、気力も弱っていく不安と焦り。

夫は、人に迷惑をかけないようにしようなんて絶対思わない人。
むしろ逆。嫌がらせで故意に迷惑をかけようとする。

毎日、弟と私の立場が入れ替われば良かったのにと
心から思う。




気分転換も色々あるけど
私の場合、外出以外で手っ取り早いのが部屋の模様替え。
慣れるまでは、別の家に来たみたいに感じて面白い。

最近は、家具を動かすのはもう無理。

なので、カーテンを交換する位しかできない。
お金をかけずに、古い物と付け替えたり、
たまに安売りされるレースのカーテン を付け替える。

何年も使うカーテンは、洗っても次第にくすんでくる。
特にレースはくすみで暗くなる。
なので、新しい物に交換すると部屋が明るくなり、
清潔感が増す。心まですっきり。
洋画を観ていると、どの家もカーテンがとても素敵。
いつも憧れる。

最近は、電球も交換する。
暖色から寒色系に変えて見たり。
aig-ai221017360-xl_TP_V

ここは、こんなに明るくしなくてもいいんだけどと
思っていた場所には、少し暗めの電球に交換。
全てLEDではあるが、口金のサイズが合わない物もあり、
アマゾンでアダプターを買った。

ちょっとした事なのだけど、
それだけですっきりする。

実家もすっきりさせたいのだが、
父はどんどん荷物を増やし、うんざりする。
片付けするのはいつになるやら。
私も体力無くなってるし、いつまで元気かもわからないのに。
父が物を触らせないのは本当に困る。

先日、片付けたいと言ったら
今すぐやってほしいと言っていた。
本当?いざ始めると、触るなと言い出すのでは?
次回帰省した時に、挑戦してみよう。

その前に、弟の事が気になる。
むこうで簡単に自分たちだけで葬儀を済ませると聞いてから何も連絡がない。
用があれば連絡すると言っていたし、
しつこくこちらから聞くのも遠慮している。
今後の予定はまだ決めていないのだろうか。
これから、年度の引継ぎなどで周辺が落ち着かなくなる。
ばたばたするのは苦手なので、早く予定がわかると良いけど。





私は、そのお宅の表の良い面しか見た事が無く、
裏の面はこういうことか、と実感した。

放置したままなので、強い風が吹くたび屋根の一部が外れ、
どこかに飛んで行く。
飛んでいく事は予想できるのに、
故意に放置していると見なされるのでは。

自然災害だから責任は無いと言い訳するつもりなのか。
そんな事より、人に怪我をさせたり、
他のお宅に傷をつけたりなど、迷惑がかかるとは思わないのだろうか。
不思議な人たちだ。

庭や車などは良く手入れしているのに、
何故か小屋の屋根は放置。

ご主人は高級車に乗り、遠くで大きな災害があると、
張り切ってボランティア活動に行くそうだ。
それをSNSにアップし、アピールしているそう。

PTA役員になっても真面目に活動しない、町内会の班長もしない。
でも、目立つボラ活動はやっている。

時間に余裕があり、ボランティア精神のある方なら、
まずは、自分の住む校区、町内からやればいいのでは?
自分ちの出したゴミは放置、
自分ちの植木の落ち葉が道路にあふれても放置で、
他県の災害時には、張り切って掃除に行く。
(これは偽善というのでは。)
D157_winchikrenganoietomidori_TP_V

町内で、いつ誰に御世話になるかわからない。
PTA、町内会の仕事もやってみると、
いかに普段誰かに御世話になっているかがわかる。
高齢者とか、介護中、留守が多いなど、
事情がある人は別だが、そうでないなら平等に交代でやるのは当然。

それに、ここの町内会は仕事は殆どない。
1度したら次は20年後位だから、
早くやった方が気が楽。

で、そのお宅に昨年、班長のお願いをしたら暴言をはかれたそうだ。
どういう理由で暴言を吐くのか、全く理解できない。

今回、またこのお宅に私がお願いに行こうかと思ったが、
たまたま、ばったり会った近所の方が
まだやってなかったからと、快く引き受けて下さって、すんなり決まった。

このお宅以外は、とても良い方ばかりで、
うるさい付き合いも無く居心地の良い地域。
班長をしてみるとよくわかる。
家をあまり空けられないという難点はあるけど、
何でもやってみると、それなりの収穫や学びがある事は確かだ。

やっと春から、自由に留守ができる。


町内会の班長の役目も終わりが近づいてきた。
新区長さんが来て、次の班長を決める様に言われた。
昨年までは旧区長さんが決めていたので、
え?私がやるのと思わず言ってしまった。

他の班は、順番が決まっていて、
お願いして回らなくても、すんなり決まるそうだ。 
うちの班も以前は順番だったようだ。
この10年ほどで、転居や土地の売買も多く、
人の入れ替えが多くてごちゃごちゃになった。

でも、ほとんどの方が素直に引き受け、
長く住んでいるお宅は全員やっており、
何度もしているお宅もある。
転入して間もない人もいるし、世帯数も多いので
決めるのには苦労しないと思っていた。

長年住んでいるのに、一度も班長をしていないお宅が一軒ある。
自営で家におられる事が多い。
50代夫婦で、断わる理由も言わず、ただ嫌だと言うらしい。

普段から何かと私の耳に悪い評判が入ってくる。
そう言えば、台風の時、そのお宅の物置の屋根が割れて
一部、うちのベランダに飛んで来た。
人に当たれば怪我しただろうし、
壁や窓に当たったら、厄介だったが、運よく当たらなかった。
結構大きい破片で先が鋭利で危険だった。
aig-mid221005368-xl_TP_V

そのお宅から、うちのベランダは丸見えで、
1M以上の鋭利な破片が飛んでいたのも、見えていたと思う。
しばらくは、そのまま置いていたが、
何も言って来ないので、数日後に私が破片をごみ置き場まで運んだ。

壊れた物置の屋根は放置され、風が吹くたびバタバタと音がする。
台風が去った後、被害が無いか家を見て回ると思うのだが。
大きなお宅で、キャンピングカー、高級車、ボートも所有されている。
屋根が壊れた物置は外から丸見えだし、すぐに修理すると思っていた。

うちのベランダに飛んだのは知っていたと思うのだが。
仮に知らなかったとしても、
ごみ置き場に置いているのが見えないはずはない。
家の目の前だから。どこかの誰かが運んで来たのはわかるはず。
それでも、屋根はそのまま。

結局現在まで知らん顔されている。
今にも、また飛んでいきそうな壊れたままの物置の屋根。
バタバタと動いて音もする。
あの破片がまた飛んで来たら危ないし、怖い。
勘ぐりすぎかもしれないが、
謝りたくなくて、故意に気が付いていないふり?
もし、これから何か事故があったらどうするつもりなのだろう。




ちょっとでも天気が良いと安心する。
寒くて外が暗いと身体も疲れて、気分まで暗くなる。

コロナ禍が始まってからのこの3年間、
悲しいお別れが多すぎた。
親族だけでなく、知人も。8人も。

まさかの弟嫁の件で、益々病気が怖くなった。
風邪かなと最初に病院に行ってから2か月でこの世を去るなんて。

母の時に続き、
今回、また何かにつけ思う。
「先の事を考えても仕方が無い。し〇だら何もならない」
健康診断に行って、健康に気を付け、
歯科で歯を綺麗にしても、
全く予想しなかったことが原因で、ぷっつりと命がとだえたら
努力や治療は無意味になるじゃないか。

弟嫁も、今度、あそこに着ていく服を買おうとか、
髪をお洒落にしようとか、
まだまだ未来があると信じて、行動していたはず。

弟の話では、彼女は自分は治ると信じて居たそうだ。
重い病気だとは知らないと。
本人がわからない位、自覚症状が軽いなら
大丈夫なのではないか、と私は希望を持っていた。
aig-ai20221111440-xl_TP_V (1)

急変した時どんな事を思ったのだろう。
怖かったのかな、悲しかったかな、苦しいのは何故?と思ったかな。
そう思う前に、意識が無くなったのだろうか。

詳しく知らないので、想像するしかない。
母は、亡くなる直前まで気持ちを話してくれた。

母は、病気になる前は、あの世にいくのを怖がっていた。
あんなに怖がっていた母が、いざとなると、
周囲に感謝し、覚悟して逝った。

この世からの卒業と言う気がして来る。
無事、修行を終えて、やっと楽な世界に行けるみたいな。

どんな感じ?と聞いてみたい。
あの世に旅立つというのは、
誰にもわからない、体験した人に聞けない大きなイベント。

亡くなることは怖い事では無いのかもしれない。
自分が怖いのは、タイミングだ。
まだ、やり残したことがある、今は嫌だ、という無念。
それが怖い。

そして、残される家族の気持ちがわかるので、
ショックを与えず、迷惑をかけず、悲しませない様な
タイミングならいいとは思う。
結局、長生きして大往生するしかないってこと?


 


以前、ご近所の高齢の未亡人に会う度に
いつも言われていたことがある。
「ご主人を大事にしてね。あんな奴嫌いだ、と思っていても
いざいなくなるととても寂しいものよ。もっと大事にすれば良かったと
後悔するわよ。遺族年金で暮らしていけるのは旦那様のお陰、と感謝しているの」

この方のご主人は、とてもまともな方だったのだろう。

うちもそういう夫であれば、その話を少しは気に留めたと思う。

(前提が違うのよ。)
と内心思っても、いちいち説明する必要もないし、
わからない人には、あなたの我慢が足りない、と
お説教されるのも嫌だし、
黙って、ハイと答えていた。

「コノヤローと思っていても、いざとなると、そんな気持ちは消える」
普通のまともな夫婦関係ならそうだろう。

コノヤローの意味が違う。

家族を不幸にする夫を大事にしたら、もっと被害が広がる。

年金もわずかで、全然助けにはならないだろうし、
夫のお陰、と感謝するようなものは何も思い浮かばない。
子どものことは別。
逆に後始末をさせられ、迷惑をかけられると思う。
ellych52821_TP_V

夫のように、嘘の薄っぺらな優しさで、誤魔化されるよりも、
愛想が無くてもいい、やるべき事さえきちんと
やる人ならそれでいい。
信頼が基本にあってこその感謝だ。お互いに。

義務も責任からも逃げ、平然と好き放題やっている人が
いなくなっても何も感じないと思う。
むしろ、心が解放されるだろう。

世間には、「夫婦はこうあるべきだ。」
「お互いに我慢し、感謝しあおう」とか、
うまくいくコツをご指導する人がいる。

それは、二人共、きちんとやるべきことをやっているのが前提。
そうじゃない夫婦にいくら指導しても意味が無い。
逆に、どちらかが更に被害に遭い、事態が悪化する。

虐待を受けている子どもも同じ。
「親に感謝しましょう。親孝行しましょう。」
みたいな事が学校で指導されてきた。
益々、子どもは被害を訴えにくくなり、事態は悪化する。

昔から私はこういう親孝行や感謝の強制には抵抗を感じていた。






↑このページのトップヘ