当時の私は、結婚なんて全く頭になく、まずは仕事優先で、そのうち好きになった人と自然に一緒になるものと思い込んでいた。相手が恋愛対象でないのに、条件さえあえば結婚できるという感覚が不思議だった。そうはいっても、O恵にとっては生理的に嫌な相手ではなかったのだ
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O恵がだした結婚相手の条件
「3回しか会ってないのに、決めていいの?本当に大丈夫なの?」と言う人もいたが、余計なお節介だし、本人が良いのだから周りがとやかく言うのも失礼よねと陰で話す人が多かった。O恵は、寿退社するのが嬉しそうだったが、これから戦力になってもらうつもりの上司たちは、
O恵のお見合いの話
新卒で入社してすぐに、同じ部署に配属された同期のO恵は結婚に成功した人だと思う。彼女は勝ち組、私は負け組なのは明らか。今になって、彼女に学んでも遅いが、O恵の結婚成功への道のりを自分の知っている範囲で振り返ってみる事にする。入社後、担当の課は違ったので、O恵
父親と兄に言われて帰ったS子~頑張っている
S子は、子どもの時から、一時的に反抗しても結果はいつも父と兄の意見に従う娘だった。受験校も、自分の行きたい学校は反対され、父親が決めたところに入った。面白くなくて、勉強を放棄し、心を病んだ時期もあった。結婚も、結果的には親に押し切られて決めた。成長するにつ
S子の母が味方だったが~再び困難が
S子は、離婚するつもりで実家に帰ってきた。「もう旦那と一緒に暮す気は無い。このまま帰らないつもり」と彼女は話していた。でも、なぜ今決心したの?と聞いてみた。「実は母と旦那が大喧嘩して、こんな男とは別れなさい!と母が連れて帰ってきたような感じ。」「母が用事で
S子が帰省していた理由を聞いたら
久し振りに帰省していたS子と会えた。当時まだ小さい子どもさん2人と一緒に3人で帰省していた。いつまでいるのか聞いたところ、「いつまでいるか決めてないの。私家を出てきたの」とS子が答えた。「もう別れるつもり。もう限界。」と怒っている。全ての事を聞いた訳ではな
S子の結婚~ 自分を騙してしまう
「そうこうしているうちに、しびれをきらした紹介者の親族が来て、今日はっきりさせろって迫ってきたの。」「この人はいい人よ。いいわよね?」と強い口調で言われ、黙っていたら「OKってことね?はいこれで決まりね。良かった良かった!」と押し切られ、その場一同から拍手
S子の結婚~ 父親の直感と説得
「気が乗らないのに結婚するの?」と聞きながら、S子の揺れる気持ちがわからないでもなかった。結婚前は誰でも不安に成るものだから…と。お見合いだったそうで、お相手はS子より10歳以上年上だった。良い人なら年齢は関係ないし、大事にしてくれるのでは?と思ったが、彼
大掃除は気候の良い時に~中学の同級生のS子の話
気分は何となくまだすっきりしない毎日だが、気候が良い今のうちに片づけをしておこうと思っている。夏は暑くて汗だくだし、冬は寒くて押し入れなどの整理なんてやってられない。家の大掃除や片付けは、年末ではなく、気候の良い時にするのがベターと思う。昨日から、少しづ
運動会に一度も参加しなかった父親
昨日は、知り合いの子供さんの運動会に呼ばれて、雲ひとつ無い青空の下、久しぶりに一日中太陽にあたってきた。紫外線には要注意だけど、太陽の光には、人間を元気にしてくれる力がある。疲れよりも爽快感が残った。一生懸命走ったり、演舞する子供達をみていると、その純粋
眼鏡氏、叱られる
眼鏡氏は外回りの営業担当でほとんど社内にいない為、しつこく個人を攻撃する様な行動はなく、特に大きなトラブルもなかった。だが、忘年会で酔ってしまい、隣に座った女性に絡んでしまった。堂々とセクハラ行為をしており「やめてくださいよっ!もう!怒りますよ!」と普段
眼鏡氏の言動
ずーっと昔の話。男性社員=仮名~”眼鏡氏”について書いてみよう。中年の独身。ちょっと変わっていて、普段から女性を馬鹿にする言動があり、女子社員には良く思われていなかった。ある日、眼鏡氏が「女性諸君、誰かさあ、手鏡もってない?貸してくれない?」と社内をうろ
ミーティングで訴えた結果
研修の次の日、女性だけのミーティングがあった。前日のお偉方も含め、男性ばかりの上司が前に並んで座っていた。「仕事上での悩みや相談ごとを皆で解決しよう」みたいなテーマだったと思う。いろんな仕事上のトラブルなど、ぽつぽつとでてきていたが、あまり盛り上がらない