りんごの嘆き

人生の後半もだいぶ過ぎた主婦りんごの嘆き。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わりたい。

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M子さん~最初に体調を崩した時

話をM子さんに戻そう。会社を辞めてからも、パートさんからたまに連絡があり、色々職場の様子を話してくれた。M子さんは、ご主人の浮気が発覚し、離婚してほしいと言われたらしいとか。M子さんはパートさん全員に毎日自分のお喋りを聞かせていた。私にしていたように。プライ
『M子さんのその後』の画像

最初は、病院の長椅子に座っていた。                                              段々何とも言えない不安感が増してきて、居てもたってもいられない苦しさ、我慢するとか踏ん張る事ができず、身体をどう維持したらいいのかわからない、誰か助け
『仕事を辞めることに』の画像

バスを降りる時には、自分がどうなってしまったのかわからない初めての感覚に、パニックになっていた。                                   急に目の前がぼやけ、身体に力が入らない。降りた場所は会社に行く途中のバス停。知らない町に降りたところで、ど
『何とか病院までたどり着く』の画像

わけのわからないM子さんの言動が、馬鹿馬鹿しくて相手にしたくなかったのだが、つきまとわれるのが本当に苦痛だった。                                    家ではやっと夫が就活を始めていた。この頃、夫が豹変したというか、素を出し始めており、実は
『バスの中で異変が』の画像

当時、子どももまだ小さく、家事もあるので、パートさんのほとんどが仕事が終わると速攻で帰宅していた。ある日、夫に頼まれた用事で、帰りに寄り道をする事になった。いつも帰りのバスで一緒になるM子さんが、バスに乗らず、くっついてきた。「あなたも家事があって大変でし
『M子さんの妄想』の画像

M子さんは、男性の前では表情、動き、話し方まで変わる。男性に媚びていると思われる。その動作が似合わないのだ。M子さんには。はっきり言って気持ち悪い。最初は私だけかと思ったら、他の人も同じ違和感を持っていたようだ。媚びる相手は、中年既婚の普通のサラリーマンの

M子さんが話し出した。「仕事中に気が付いたの。パソコンの画面に後ろの人達が映って見えるの。私を皆で後ろから笑っているのよ。そして私を陥れようと皆で悪口を言い合ってる。挨拶しても無視してくるし、私をこの会社から追い出そうとしているのよ。私は何も悪くないのに、

頭の中が変な感覚をひきずりながら、パートに行く毎日。ある日、M子さんが珍しく寄ってこない時があった。「ごめんね。ちょっと用事があってお昼は一緒にいられないの」と言って、1人でこそこそとどこかに出て行く。誰も気にしていないが「私を放っといて。見ないで。」と言

M子さんがまとわりついてくるのはストレスだったが、家に帰れば夫がストレス、子どもの学校の問題、悩む事だらけで、ホッとできる場所が無かった。逆に、会社では夫の事は忘れられ、家ではM子さんの事なんて全く考える暇もなく、そういう意味では気が紛れていたとも言える。
『母が来て更にストレスが』の画像

当時は、毎朝会社に着いてから朝礼が始まるまで、M子さんは私にいつもくっついていた。1人でずっと何か喋っている。自分の事を。            自分の過去の話もしてくるが、私の話は聞こうとしない。その過去の話も次第にどこまで本当なのかなと疑わしく思うよう
『M子さんの価値観』の画像

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