りんごの嘆き

人生の後半もだいぶ過ぎた主婦りんごの嘆き。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わりたい。

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人生色々~小説みたいな本当の話

S子は、子どもの時から、一時的に反抗しても結果はいつも父と兄の意見に従う娘だった。受験校も、自分の行きたい学校は反対され、父親が決めたところに入った。面白くなくて、勉強を放棄し、心を病んだ時期もあった。結婚も、結果的には親に押し切られて決めた。成長するにつ

S子は、離婚するつもりで実家に帰ってきた。「もう旦那と一緒に暮す気は無い。このまま帰らないつもり」と彼女は話していた。でも、なぜ今決心したの?と聞いてみた。「実は母と旦那が大喧嘩して、こんな男とは別れなさい!と母が連れて帰ってきたような感じ。」「母が用事で

久し振りに帰省していたS子と会えた。当時まだ小さい子どもさん2人と一緒に3人で帰省していた。いつまでいるのか聞いたところ、「いつまでいるか決めてないの。私家を出てきたの」とS子が答えた。「もう別れるつもり。もう限界。」と怒っている。全ての事を聞いた訳ではな

「そうこうしているうちに、しびれをきらした紹介者の親族が来て、今日はっきりさせろって迫ってきたの。」「この人はいい人よ。いいわよね?」と強い口調で言われ、黙っていたら「OKってことね?はいこれで決まりね。良かった良かった!」と押し切られ、その場一同から拍手

「気が乗らないのに結婚するの?」と聞きながら、S子の揺れる気持ちがわからないでもなかった。結婚前は誰でも不安に成るものだから…と。お見合いだったそうで、お相手はS子より10歳以上年上だった。良い人なら年齢は関係ないし、大事にしてくれるのでは?と思ったが、彼

気分は何となくまだすっきりしない毎日だが、気候が良い今のうちに片づけをしておこうと思っている。夏は暑くて汗だくだし、冬は寒くて押し入れなどの整理なんてやってられない。家の大掃除や片付けは、年末ではなく、気候の良い時にするのがベターと思う。昨日から、少しづ

余計なお節介もご迷惑だろうと思い、しばらくご主人とは疎遠になっていた。でも、なぜかこの夢が気になり、久し振りにご主人に手紙を書いた。 貸したままのT美の手紙も気になっていて、その話題のついでに、こんな夢を見ましたよと書き足した。貸したままだったT美の手紙と一
『不思議な偶然?天国からのメッセージ?』の画像

T美とのお別れから1年以上の月日が過ぎた頃、日常の忙しさに紛れて少しずつ悲しみは薄れていった。残されたご家族も、少しは落ち着かれただろうか。子どもさん達は、そうはいかないだろうな。と遠い土地から祈るしかできない私だった。その頃、T美の夢を見る日が何度かあっ
『T美が夢にでてくる』の画像

それからしばらくは、私は泣いてばかりいた。朝通勤する途中、買い物に行く途中、運転する車の中でふと思い出しては涙がこぼれてきて、止まらなかった。子どもを3人抱えて大変だろうなと思いながら、そんな時にお邪魔したら迷惑をかけると感じ、しばらくは手紙などをやり取り

T美が亡くなったという文章を見た時のショックは今でも忘れない。どうして?なんで?そう言えば筆まめなT美から、最近は連絡が来てなかったなあ、具合が悪かったのだろうか。でも、急過ぎるよ…と納得いかない気持ちが込み上げた。すぐにご主人に電話をした。話した事もない

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