弟と色々やりあった後だったが、昨日弟から古い写真数枚が送信されてきた。

「アルバムを整理していたら、すっかり忘れていたんだけど珍しい写真を見つけた。」と言う。
私は記憶はあるが、手元に無い写真ばかりだった。


まだ独身時代、結婚する気は全く無く、仕事が充実していた頃。夏に帰省して両親と一緒に記念写真を撮った時のものだった。

当時、カメラに凝っていた弟が写真を撮りまくっていたのだ。

親も私も弟も若い。そして痩せている。全員姿勢が良い(笑)。

家も新しい。写真は色あせて古いのに、新鮮に思えた。
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自分が今では変わり果てた事は自覚しているが、両親の老いを嫌でも実感させられる。
でも、写真の中の全員が今も健在であることがなにより嬉しい。

他にも、色々懐かしい写真がでてきたようで、「涙がでてきた」と弟はしんみりと眺めている様子。

急にどうしたのだろう。

まさか後悔していないよね。僕の人生こんなはずじゃなかったと。

私ともめた後だから?我に返った?

こんなはずじゃなかったのは、私も同じ。

私の方がずっとダメダメ人生。

弟は仕事に成功し、何不自由なく暮らしていける。子どもは甘やかしてダメだけど、うちみたいに父親が無責任で子どもの人生を振り回した訳じゃない。家族への愛は溢れすぎている。
私から見れば羨ましい。

いつも母が言うのだが、弟は寂しいのではないかと。

私の場合は、普通ではない人格の夫がいなかった事が逆に子育てに悪影響が無くて良かったと諦められた。
お金には困ったけど、結果的に夫無しで今では自由、成長した子どもたちとワイワイ、仲良く楽しそうで、それが一番の幸せだよと言われる。
「夫と縁を切らない限り、そうは思えない。これまでの事は忘れない。幸せだと簡単に言ってほしくない」と母には抵抗している。
母の言葉も当たっているのだが、結婚に関しては不幸だったのだ。
それを忘れる事は、夫の思うつぼになる。
でも、これからは私は幸せになると思っている。
おひとり様の楽しい老後。

弟は、お嫁さんに気を使い、一人っ子は遠くで自由気ままな自立できない大人になった。

家では孤独感を感じているのではないかと。

私を見ていて、羨ましそうにしていると母に言われた。

結婚する前の家族写真を見て、涙がでてきたのはそんな心境だったのか。

もうそんな歳じゃないのになあ。そんなものかなあ。

弟と写真の話題でしばらく盛り上がり、先日のやりとりは忘れた様な感じになった。

弟が私と険悪になりたくないのは感じ取れた。