夫は、見た目からして胡散臭いおじさんになってきた。

すらっとした爽やか好青年はどこへやら。こんなに変わるものかな。
完全に別人だ。

背中は丸く曲がり、背が低くなり太り、頭は薄く大きい。
服の趣味も悪く、不潔感が漂っている。

誰も注意する人のいない場所で、好き放題、不摂生をした結果だ。


私も老けたし、太った。でも夫みたいに人相や雰囲気(人格)までは極端に変わっていないと思う。
夫は仮面が外れて、本質が人相や雰囲気にでてきたという事を言いたいのだ。

人も自分も騙す人は、鏡を見ても真実が見えないのだろう。

まだ自分は若く、いけてると思っているらしい。
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夫の同級生は、ほとんどが医師や官僚、公務員、弁護士などの勝組が多い。
SNSなどを見ると、貫禄もでて歳相応の余裕と自信が醸し出され、家族仲良く旅行に行ったり、もう孫のいる人もいる。皆がそういう訳ではないだろうが、夫よりは間違いなくきちんとしている。

夫は、それを妬み、SNSでは毎日のように「東大だからといばるな」「公務員は馬鹿」「エリートなんて記憶力がいいだけ」とけなしている。

(ほう、そのけなした同級生にどれだけ迷惑かけたの?さんざん利用するだけ利用して、逃げたよね。君はそんなに優秀だった?)と何人に思われることか。
自分のコンプレックスをそういう形で誤魔化す夫。

そんな文を世間に公開してどう思われるのかもわかっていない。
そこまで悪く言う根拠は?と聞けば「母親がそう言ってたから」と夫は言う。
「だって僕の母のいう事は絶対正しいもん」だと。
何十年も前の、母親の近所の人に対する悪口を今でもしつこく正当化して言っている。

「あの頃、世の中にこんな人であふれていて、そのせいで世の中がおかしくなった」と言う。

母親の妬みからくる他人の悪口が、夫には世界を悪くした真実みたいに思えた様だ。何かあるとそれを言う。何十年も、同じことを。

夫は自分の体験から学習する事が無く、自分より目上の人、特に親が過去に言った事をそのまま自分の考えにしている。

また言ってると思うほど、説教口調で同じ事しか言わない。

「またか、この人何様よ。ずれまくってるし、何言ってるか意味不明」
と馬鹿にする若い人に対して
「あいつらは頭悪いから僕の話が難しくて理解できないんだよ。僕が教育してやらねば」と本気で言う。
夫の口癖は「俺様が教育してやらねば」だ。

もう孫がいてもおかしくないオジサンなのに、世間に向かって「僕の親を見習ってほしい」と昨日もSNSで書いていたのは呆れた。


                      続く