洋画を見ていると、家族愛をテーマにしているものが多い気がする。

カッコイイお父さんに優しい料理上手なお母さん。

お父さんは、家族の為なら命をはって敵と戦うみたいなシーンも多い。

俳優がカッコイイから当然なのだが、うっとりしながら観ている。

こんな旦那さんだったらよかったなあとか、こんな母親になれば良かったと後悔したり、こんな家いいなあとか、憧れる事ばかり。
そんな映画ばかりを見ている訳ではないが、沢山の映画を観た感じでは、傾向としてどれも似た様な家と家族がでてくる。

そういう映画を観て、ストレス発散している私。

かと思えば、最近では「ジョーカー」や「Mr.Robot」みたいな親の虐待によって精神を病んでしまった主人公の映画やドラマもヒットしている。

エルトンジョンの半生を描いた「ロケットマン」も親の愛情不足から精神を病んだエルトンの苦悩が描かれていた。

作品としては素晴らしく、両作品アカデミー賞で何だかの受賞はあるだろう。

感動するが、観終わった後辛くなる。
ロケットマンもラストは笑いを誘うしホッとさせる構成なのだが、自分は笑う気にもならず辛い気持ちが残っていた。

ジョーカーも、母子家庭で育ち、精神障害を抱えた青年が、母を大事にし、介護をしながら働けど差別と貧困から抜け出せず苦しむ。
やがて自分は幼い頃に母親に虐待されていた事を知り、彼の中で何かが切れてしまう。

エルトンも、薬と酒に溺れ、ゲイである事に悩む。彼の心の闇は「ただ愛してほしかった」子ども時代にあった。

人間は、大人になっても辛い子ども時代の記憶から逃れられないものなのだ。
PP_himitsusyoukei


私がどうしようもなく悔しいのは、夫が子供達にした大きな罪。

子ども達が、夫を反面教師にして後悔しない人生を全うしてくれたら最高だ。

どの友人も自分の子どもに「早く結婚して孫をみせてほしい」と言っているのを聞いて、自分にはその気持ちが理解できないでいる。
なぜ、「結婚して子どもを作るべき」と考えるのかがわからないのだ。

独身の時、母が「早く結婚して孫をうんでよ。孫がいないと私が恥をかくわ」と私に怒った様に言っていた。父もお見合い話をうるさく言って来た。

私はどこかで、わざと不幸な結婚をして親に復讐しようと思っていたのかもしれない。
今思えば、不幸は自分に返ってくるだけで、馬鹿だったと思う。

だから、自分の子どもには何も押し付けないし、期待もしない。

親として、できるだけ見守って行きたいとは思うが、子ども達には自分の生きたい様に生きてほしい。結婚したければすればよいし、しなくてもいい。
「早く孫を見せることが親孝行」なんて思う必要は無い。

心配なのは、それを夫が邪魔することだけ。
私の役目は夫から子ども達を守ること。