続き

クリスマスになると、副社長が会社に大きなツリーを置いて、1人で毎日飾りつけをして楽しむ。それをまた社長がSNSにアップする。
そして、子どものいるパートさん達は家で家族でクリスマスを過ごしたり、出かけたりしようとしても、それが出来ないのだという。

必ず夜〇時に会社に来いと命令される。しかも家族で来いと。

旦那さんに早退してもらい、家族全員で行く人もいるが、子どもは必ず連れてこいと言われるのだそう。

仕方なく行くと、副社長がパートさんの子ども達を集めて、「プレゼント欲しい?」と聞く。


黙っていると「欲しいでしょ。欲しいと言いなさい!そうしなければあげないわよ!」と大きな声で威圧する。

子ども達はしぶしぶ「欲しいです…」と言う。

すると「ほら、私からのプレゼントよ!」と子ども等にプレゼントを渡す。

パートさん達は本音として、そんな事してほしくない。むしろ迷惑だ。

副社長の態度は、「恵んでやってる偉い私!」と言う態度。
子どもたちがまるで物乞いしているかのような空気を作られる。

不快な思いしかしない。本音は家族で楽しいクリスマスを過ごしたい。

しかも、プレゼントは外で渡される。会社の中には入れてくれない。

寒い中、立たされて、温かい飲物も無く、物を渡されるだけだ。



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そして社長が叫ぶ。
「お前たち、副社長さまにお礼を言いなさい!嬉しいだろう?こんなプレゼントは貰えないだろう?感謝しなさい!」と言う。親にも子どもにも。

旦那さんも連れてこいと言ったのは、良い経営者アピールと頭を下げさせる為だった。

社長と副社長は、自分たちがいかに社員の家族まで大事にしているか、何て良い経営者だろうねと二人で満足顔なのだそう。
2人の自己満足的小芝居につき合わされている。

社長は「嬉しい顔をしろ」と言い、皆に笑顔を作らせ、写真を撮り、またSNSにアップする。
「社員の家族にクリスマスプレゼントをあげました。皆の喜ぶ顔が自分たちの幸せです!」とアピール。

プレゼントの中身は、年齢とあわない物だったり、必要でない物だったりで、家族の時間を犠牲にさせられ、感謝を強要される。いらないと断ったり、参加しないとパワハラされ、仕事で冷遇される。

社長はいつも「主婦なんて物をあげれば簡単に機嫌をとれる」と言うそうだ。
馬鹿にしている。

こういう事が嫌で辞める人も多い。社長たちは「素直な人が欲しい。人間、素直が一番。そうじゃない奴はいらない」と言うそうだ。

彼等にとって「素直」とは、自分の言いなりになる人で、つねに賞賛してくれる人なのだろう。

辞めた人の中には「盗聴されていた」とか「監獄みたい」と言う人もいたそう。

SNSでは、全く逆のイメージで会社のPRをしている。

こういう嘘がネットにはあふれている。