もうすぐクリスマス。

子ども達が生まれてから長い間、サンタさんのプレゼントを準備するのが楽しみだった。

クリスマスイブはほとんど寝れない(笑)

早く子どもが起きないかなあと、反応見たくて待っている私(笑)


そんな事が一番の幸せだった。どんなに大変な生活でも、子どもの笑顔に救われてきた。

子どもがいなくても、ペットでも救われると思う。愛する者が喜ぶ顔をみると救われる。

そんな楽しみも夫は味わっていない。

せっかく親になったのに自分からその楽しみを捨てて馬鹿よなあ。夫の場合、ケーキやプレゼントを買うお金が惜しいからクリスマスは嫌だという人間なのだろう。そんな人ならいなくて正解だった。
むしろいなかったからこそ、純粋に幸せを感じられたのだろう。

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今では、子ども達が自立してきて、もうとっくにサンタさんは来なくなった。

でも、ささやかなお菓子のプレゼントだけは、毎年「ママサンタから」と言って受け取ってもらっている。

「親の楽しみにつきあってね」とお願いしている感じだ。

自分の子ども時代には、クリスマスケーキもサンタさんからプレゼントも無かった。
「あんなのはくだらない」という両親の醒めた空気の中で、無言で毎日同じ味のご飯を食べていた。

そう言えば、親からお年玉も貰った事は無い。

「父に内緒で」と、ちょっとしたお菓子を渡すとか、自分の母親にはそういうセンスも、子どもが喜ぶ顔を見たいとかという情緒は無かった。

それよりも、父の顔色を伺い、自分が怒られないように子どもに圧力をかける事しか頭に無い人だった。
そんな思い出しかない自分には、子どもを産むまで、各行事の時期は寂しかった。
子どものお陰で、自分も一緒に子どもに戻ってやり直せた。

すべて父のせいにする母だが、自分が親になってそれは間違いだと思った。

いくらでも、母親の工夫でやれる。子どもを笑顔にする事はいくらでもできる。自分は母を反面教師にして、自分がやってほしかった事を、出来る範囲だけど、たいした事はないけれど、やってきた。

ふざけてハグしてもいい。笑顔でおはようと言ってもいい。

母に笑顔で話しかけられた記憶も無い。あったのだろうけど、記憶に残っていない。
親の笑顔が記憶にない。

我が子には自分の笑顔を記憶してもらいたい。