昨日、帰宅する途中、横から「久し振りー!」と声をかけられた。

車の窓を開けて、運転しながらこっちに手を振っている。顔を見ると以前働いていた会社の同僚だった。

わき見運転は危ないので、アイコンタクトと手を振って挨拶した。

1年に1回は、この様な事がある。ちゃんと声をかけてくれて有り難い。でも危ない。

家は近いが、仲良しという事でもなかった。わざわざ会ってお喋りしようというほど、気が合うわけでもなく。なのに声をかけてくれる彼女は、私と違い、社交的。活動的。言いたい事はバンバン言う。

自分もこんな風にできたらなと思わせてくれる人だった。

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私がこの会社を辞めたのは、夫に一番苦しめられていた時期で、体調を崩し長く休職したことが原因だった。
昨日声をかけてくれた彼女は、当時、女性の上司に「仮病かもしれないから様子を見てきて」と命令され、定期的に休職中の私の顔を見に来た。

具合が悪くて寝ていても、玄関に出て行き顔を見せる苦痛。上司からも電話で探りを入れられた。
私は素直に言いたい事は訴えた。

この上司を嫌う人も多く、私を応援してくれる人もいて助かった。
彼女は、私の顔を観ていつも心配そうにしていた。きっと真実を報告してくれたと思う。

他の同僚には、普段会話もしないのに、電話で高価なサプリを売りつける人もいた。こういう時、人が良く見えてきて面白いなあと思った。

姑は文句の電話をかけてくるだけ。息子や私に迷惑かけんじゃないわよ。と。

「あなたの息子のせいでこうなったんです。文句は先に息子(夫)に言ってくださいね」と元気になってから反論した(笑)。姑への反論というより、夫の嘘を暴く目的で。姑も夫に騙されていたから。

出て行った夫は知らん顔。生活費もまともに送らず、私の実家に押し付ければいいと勝手に決めていた。

私は半年で何とか回復した。
「心配しないでゆっくり休めばいいよ」と言ってくれた部長は、人事異動でいなくなっていた。
代わりに、理解の無い新しい部長と仮病扱いした女性上司がいた。

この二人がこそこそと何か話し合って、復帰した私に何かと話をしてきた。

それは本当におかしい内容だった。