母が手の届かない作業や、外の植木鉢などの並び替えをしたがり、弟に頼むが、やらない。
父は親族のところに数日用事で出かけて留守。


父がいても無理な作業だが、放置でいいのではと言っても、母もきかない。
私ができる簡単な事ならさっさとやるのだが、弟の冷たさも呆れる。

仕方なく、母が自分でやっている時がある。ダメだ、医師からとめられているでしょと言っても、やる。

家の中の片づけを頼まれて、私が作業しているうちに、母が動いていた。

お腹に力をいれるなと言われたのに。重い物を運んでいた。
私の目を盗んでやっていた。


弟がしないから、かばう為もあったかもしれない。

両親の耳がかなり遠くなっており、インターホンが聞こえない。スピーカーの場所も良くないし、音自体も優しすぎて、テレビを大きい音量でつけていると益々聞こえない。

2階にも聞こえるように、スピーカーを2台ついている新しいインターホンに交換しようと言う話になった。私がネットで、どんな物があるか検索していたところに、弟が来た。

その話をすると
「聞こえるはずだ。音量は充分だ。聞こえないはずがない。交換しなくていい。」と吐き捨てるように言った。

これは、母の足の麻痺を仮病扱いした時と同じ。⤵




耳が遠いから聞こえないと言っているのに、どうして親が困っている事を解決しようと思わないのか。

自分たちが困った時、どれだけ親に押し付けて来たのか。助けてもらったのか。

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母が「いつからこんな人間になったのかね。」とがっくりしていた。

だが、本人の前では何も言わない。


以前、電話の子機をもう一台、買ったらどうかと私が母に話した時も、弟は反対した。簡単な事だし、親が買うだけの事なのに。


その時、足がマヒした状態で退院した母が、電話が鳴ると、あわてて電話のところまでいこうとして、転倒しそうになった。子機が2階にあり、親機まで急いでいこうとしていたからだ。

1階にも子機があれば、転倒の心配もなくなるのではと私が提案した。


弟の反対の理由は「親のことをいちいち心配していたらきりがない。面倒くさい」だった。


もし、自分ちの事なら、即子機を買い、インターホンも買い換えているだろう。
そして古い物を実家に使えと押し付けるのだ。


これまでそうしてきている。自分たちはいつも新品。お古は親に使わせる。

弟に親や姉を敬う気持ちがない事も嫁が馬鹿にしてくる原因だろうと思う。

で、案の定、母の調子が悪くなってきた。

だから言ったでしょという話だが、本人は、流石にやばいと思っている様だ。

私は明日帰らねばならない。後は父と弟が何とかするだろう。

手伝わない弟も悪いが、注意をきかず、安静にせず、してはいけないことをしたのは母自身だ。私は何の為に帰省したのか、意味がない。 これが父なら、母は「ほらみろ、注意したのに、無視して動いたからだ、本当に迷惑ばかりかけて馬鹿じゃないか」と、罵倒したはずだ。 なんて、我儘なんだろう。弟も母も似たようなものだ。

これから少しは自覚してくれると良いが、本来再発の早い悪性の病気なので、いつ何が起きてもおかしくない。

弟たちも、見かけだけで元気じゃん、仮病でしょみたいな現実逃避はやめて、素直に助けてほしいと思う。母も、もっと素直に助けてと言うべきだ。

明日以降の母の体調次第では、弟が病院に連れていくことになるだろう。

来週から、また抗がん剤の飲み薬が始まる。