最近、動物の番組を見るとペットを飼いたくなる。いつも自分の中で戦いになる。

以前、大事な家族だった犬を看取り、ペットロスがひどく、もう飼わないと決めた。

以前は、近所に猫がうろうろしたり、遊びに来ていたが、ここ何年か全く猫の姿を見ない。猫の鳴き声も聞かなくなった。だから近所の飼い猫たちと触れ合う事もできない。

猫や犬が家にいると、話し相手になってくれる。
具合が悪い時は心配そうに横に来てくれて癒してくれる。不思議な力がある。

言葉は話せないけど、心は通じる。そして性格もそれぞれ違って面白い。

子ども時代は猫を飼っていたが、長生きしなかった。そのかわり祖父の家にいる猫たちと良く遊んだものだ。


動物好きな人を犬や猫は見抜くというが、私の母は、動物に好かれる方だと思う。

誰が触っても懐かず、敵意を燃やし、かみつく猫がいた。
母が近づくとその猫の方からすり寄っていき、甘えだした。他の犬や猫も母には懐いた。

母は、動物が大好きなのだが、心を鬼にして、ペットは飼わないと決めていた。

実は、猫を飼い始めてすぐに、近所の猫嫌いな人にうちの猫が棒で殴られるという事件があった。

それ以来、動物の幸せを考えると、この地区では飼わない方が良いと家族で決めた事もあった。

家の近くで野良猫が泣いたりすると、「ああ、気になって眠れない。誰か飼ってくれないかな」と家で辛そうにしていた。

ペットを飼うというのは、子育てと同じで、きちんと最後まで責任を持つべきだ。その自信が無いなら飼うべきでは無いと思う。
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母のそんな動物好きな面にちゃっかり甘えたのが、弟の家族。

子どもが一人っ子で可哀想だからと、次々と動物を飼うが、ろくに世話もせず、飽きたらぽいと実家に置いて帰った。実家に捨てたと言う方が正しいかも。

これが私なら、母は怒って突き返しただろう。

弟家族には何も言えず、気を使ってばかりの母は、弟たちが実家に捨てた?動物たちを育ててあげていた。

飽きたら実家に押し付ければいいと思っていたのか、子どもにおもちゃを与える感覚でペットを次々と買う弟。

我が子もペットも、面倒になると実家にお世話させたという印象がある。

弟家族が置いていく動物は、さんざん苦労?した後で、突然捨てられたストレスもあり、母がいくら大事にしてもすぐに弱って、寿命が短かったそうだ。


今思えば、動物を大事にしない彼等は、母が病気になった時も同じ行動をするということか。