母の骨髄検査の結果を聞いてきた。

予約した時間より約1時間待たされ、緊張感で疲労した。

 部屋に入ると、私に向かって医師が、「どこまできいておられますか?」と訊ねてきた。母の前でどこまで話せばよいか戸惑い、簡単に答えた。
すると、いきなり医師が母に向かって「血液の癌です。抗癌剤を使う治療になります」と言い出した。 

えーっと思ったが、治療する為には話さなければならないと判断されたのだろう。
それだけ簡単な治療法ではないからだ。

今のところは、脊髄にも浸潤していない、再発はないのだが、最悪な進行の早いリンパ腫なので、もうそろそろどこかにできる可能性がある。
急いで治療しないといけない。

と母にも説明しながら、早口で話す医師。
母の顔をみると、頷いてはいるが、ほとんど聞こえていない様子。
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癌と言われたことは、聞こえなかったかもしれないが、抗癌剤というのはわかっていたようだ。

どこかで覚悟はあったのかもしれない。

でも何故こんな病気に自分が?と、納得いかないようだった。


治療法を色々話し合い、まとまった後で、「もう一つ、大事なお話があります」と言われた。


そのあたりになると、私は頭がボーっとしてきて倒れそうだった。

今ほど近くに住んでいたらよかったのなあと思う時はない。また自宅に帰り、不安な気持ちで過ごし、行き来するのが精神的にしんどくなってきた。