わずか10日なのに、長く感じた。

自宅に帰るとほっとして、休まる。

実家にゆっくりできる自分のスペースさえあれば少しは違ったのだろうが。

母から電話がきて、置いて行った食材について聞かれた。5回は説明したはずだが、忘れている。

部屋の片づけをしたいと言う。たまった衣類などを捨てたいのだそうだ。

今回の件で、終活を意識したのだろう。私がいる時も、ごそごそやっていた。

「そのうちなんて来ないよ。今のうちにやらないと、やろうと思った時にはできなくなってしまうものよ」と以前から何度も話し、物を整理する様に言っていた。

そのうち、そのうちと聞いていなかった。結局そうなった。片付けたくなる時は、無理のできない身体になっている。

それを予想して、元気なうちに整理する人が多いのに、何故わからないのだろう。

でも、母は、まだ良い方だ。父は真逆だ。へたすると家をゴミ屋敷にしてしまいそうだ。


老化に伴い、おかしくなっている。物を整理しないと、と言いながら、増やしている。つまり自分の死を覚悟したら、自分の思い出の物を少しでも増やそうとするのだ。

こちらにすれば、家に物を残されたら処分する手間とお金を考えるとやめてほしい。

家を処分する為に、どれだけ大変な事になるのかわかってない。自分の世界だけに入り込み、次々と物を増やしている。


かなり古い家に、誰も住まないだろうし、売るにしても壊すにしても、今溜めこんでいる物は捨てることになると思っていない。

永遠に実家を保存し、自分の残した物は宝として子孫が大事に守っていくと信じている。

弟たちを見ていても、そんな子孫なんていないとわかりそうなものだが。

古い家は、修理代の方が大変だ。うちは県外だし、誰がこの荷物を片付ける?業者に頼むとかなりの費用がかかる。
母は、理解してくれるのだが、行動が伴わない。
父は老害に達している。

何を言っても、すぐに怒りだす。

誰にでも文句を言う。弟嫁だけには何も言わない。そこだけは我慢している(笑)

そんな事を考えていたら、こんな風に老化は進むのなら、自分は長生きしない方が良いかもなと思った。
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昨日は、両親の夕飯まで作ってから帰宅したのだが、「おいしかった!」と言ってくれた。

よく思い出すと、私が寝込んだ時、遠くから母が来て、手伝ってくれた。

不安気な私に「夕飯まで作っておいたからね」と言って帰っていた。


その事を思い出し、自分がしてもらっていた事をそのままお返ししているだけなんだ。と心の中で納得した。