昨夜は少し慌てた。

感染に気を付けて過ごすようにと病院に言われ、わかっていないのが母本人。

体調が何ともないので、動き回る。ちょっと目を離すと?普段開けない物置をあけて、埃まみれになっている。

注意しても、「すぐ終わるから」とマイペース。


言わないと、手も洗わない。昔の人だから雑菌には強かったのだろうが、今は違う。

風邪でも大変なことになる。

深刻な事は母は知らない。だからこっちも言葉を選んで注意する。

そうこうしていたら、シャワーを浴びようとした母が、私に「見て!」と言う。

下腹部の横側に、赤く腫れて化膿している傷があった。

手術前後につけていたチューブの跡が化膿したらしい。

母は、メスの傷跡ばかり気にしており、そんな小さい傷は放置していた。

普通なら、化膿とめの軟膏を塗って、様子を見てから病院に行くのだが、感染に弱い普通じゃない身体なので、私は焦った。

母は、平気で触ろうとする。ダメ!と言っても無意識に触る。そして「触ってない」と言う。


手を洗ってと言っても、なかなか洗わない。

土曜の夜遅い時間。でも、病院に電話をし、救急の窓口に相談すると、来てくださいとの返事。

弟に車をだしてもらい、病院へ。処置してもらい安心して帰宅した。

KMIMG_9360_TP_V1

これ位の事ですんだけど、これがもっと深刻な病状で、急変だったらもっと動揺したかもしれない。

母が最初、傷口を見て、「こんなところに注射跡があったっけ?できものかなあ」などと言い出すので
ついに皮膚に転移し、腫瘍が発生したかとどきっとしたのだ。

そうではなかった事がわかっただけで、救急で行った意味はあった。


明日はいよいよ、精密検査。これで、再発しているか、どこにあるか、抗がん剤をどうするか、ステージなど色々、わかってしまう。

本人は、じっとしていない。あれもこれもしなくては。
元気になったらやらなくちゃ。と張り切っている。

私の作る食事を美味しいと綺麗に食べている。快便で腸はすっかり良くなった様子。
本当に元気になっていくだけに見えるので、明日の結果が、誤診でしたと言われることを祈る。