中学校の入学式があったらしく、真新しい、大き目の制服を着て歩いている新中学生たちが歩いている。


笑顔で友達と歩いている姿を見て、これから色んな事があるんだろうな、頑張ってねと心の中でエールを贈る。親御さん達も、嬉しい反面、不安な事だと思う。
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我が子の時を思い出す。そうだったな、ああだったなと。


道を歩く新入生の子ども達の顔は明るく、楽しそうだ。

我が子もそうだったな。色々あったが、卒業する時には良い学校生活だったと思えた。
と、懐かしくしみじみ思い出していた~が、当時の夫の事を思い出して一気に胸が苦しく不快になった。


そうだった。子どもの入学式の度に、嫌がらせをされていた。

親なら、励ましの言葉や明るい言葉をかけたり、ここぞとばかりに子どもの為に張り切る事だろう。


夫は逆だ。入学準備のお金をださない。制服代などの金がかかると自分の生活が苦しくなると嫌味を言い、あげくは破産してやるだの、仕事を辞めるかもだのと、入学式の最中にわざとメールしてきた。


子どもに嫉妬するのか。

外面は違う。
自分がきちんと育てて、お金もだして、立派な父親のようにふるまう。別居しているから嘘はつき放題。
自分の親族にも、さも良い親かの様な嘘をつく。お祝いを貰ってもこちらには教えず、自分でとってしまう。


夫の言動をつきつめていくと
「家族が生きているのが悪い。生きているから自分が迷惑を受けている」ということになる。
そう言われている気になる。

そこを私に突かれると、あわてて言い訳をする。


結局「別居は何の為にした?生活が苦しいならやめたら」と言われるから、そう言われない様、いつも言い訳を考えて居る。


楽しい思い出も、全て夫にぶち壊されてきた。

つまり、自分のいない所で、家族が楽しい事が嫌なのだ。不幸であってほしいのだ。

不幸であればあるほど、自分の価値があがると思い込む。真逆なのに。


「不幸にする為の結婚だったね。幸せにするから結婚してと強引に言ったのは、大嘘だったね」と言われるのが、一番嫌だろう。

何を文句いったところで、認めないのはわかっている。普通じゃない人間だから。


もしかしたら、子どもの結婚式にも来ない気がする。お金を使いたくないとか言い出して。

相手の親への子どもの立場も一切考えず、もし、ちゃんとしてくれと頼んだら、また「破産していいならいう事聞こう」とか言いそうだ。


そのくせ、「いやあ、ここまで育てるのは苦労しましたよ」などと人に言うのだ。


子どもに会いたいとか、子どもの為に頑張ると思わない夫が信じられない。やはり、虐待する側の人間と同類なのだろうか。

本人は、「僕はこんなに子どもの為に頑張って苦労しているのに、作り話をするな」と言う。
だからやっぱり、この人は普通では無いと確信するのだ。

虐待する親は、躾けだと、それが愛情だと言う。それと同じ構造だと思う。