携帯電話が普及し始めた頃、機能が今ほど良くなく、メールなどは、まだ編集中でも決定ボタンを押しただけで即送信されていたと思う。
クレームが多かったのか、次々と改善されてきた。
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慎重にやれば間違いも無いのだが、私は当時良く誤送信していた気がする。と今になって反省している。なんて鈍感だったのだろうと。機能のせいにはできない。

AさんにBさんの用事でメールを送ろうとして、間違えてBさんに送る様なミスは起こりがちだ。

それが悪口だったら悲惨だ。

今はラインでは、すぐなら送信取り消しできるが、メールはできない。


安倍さんのお友達のあの山口氏が事件を起こして「何とかしてほしい」みたいなメールをマスコミに誤送信したのも話題になった。本当に権力の力で何とかしてもらったのは、許せないが。

慌てるのは失敗のもとだ。

ラインも、グループだったというのを忘れて、個人対個人のやり取りをしてしまい、他のメンバーにばれたりとかはある。

上に書いた話だが、私は職場の上司にメールを誤送信したかもしれないと思う。

もうかなり前の話で、その会社も辞めて長いから今は全く会う事も無く、関係ないから良いけれど。

今になって気が付くというドジな自分に呆れる。何か変だな、とは思っていたがそのまま気にしないで忘れていた。

今になって、待てよ、どうみてもそうだろうと気が付くという鈍くささ。
その状況を説明すると…

当時、同期の友人からメールがきて、上司についての愚痴が書いてあった。返事をすぐに返信した。
私は仕事から帰ったところで、夕飯の準備などでバタバタしていた。

メールには、上司の名前は書かなかったが、私も同意するみたいな事を書いて、送ったと思う。

そのまま家事をしていたら、またメールがきた。

また同期の子かと思ったら、私の上司からだった。女性で歳も近かった。
普段からメールのやり取りはしていたので、そのタイミングで来た事に何も違和感を持たなかった。

メールの内容は「明日も頑張ってね。いつも偉そうな事ばかり言ってごめんね。」だった。

今思えば、そこで気がつきそうなものだ。

私はそれを読んでも全く何も思わなかった。鈍感すぎた。

おそらく、私はこの女性上司に間違えて送信してしまい、それに対しての彼女からの反応だったのだと思う。

私に「間違えて私に届いたよ」と遠まわしに教えているのと、半分は嫌味だったかもしれない。

私のメールには、具体的には名前も何も書いていなかったが、上司の愚痴だとはわかったと思う。

私はその時「今頃何を言っているんだろう」と読み流していた。

「そんな事全く思っていませんから、気にしないでください」みたいな返事を、面倒臭いなと思いながら返信した記憶がある。

そこでなぜ気が付かなかったのか、自分に聞きたい。

よっぽど余裕が無い時間帯だった気もするし、仮に誤送信していても、別にいいやと思っていたのかもしれない。

絶対誤送信をしていたという確証はない。その上司に確認していない。
携帯の送信履歴もすぐに消していたし、同期の子とは他にも色々やり取りしており、いちいち確認する事もなかった。

真実はわからない。

でも、色々後から辻褄の合う事が出てきて、今頃気が付いているのだ。

鈍い自分に呆れるが、逆にそれで良かったのかもしれないとも思う。

あの時からずっと、誤送信に全く気が付かず、堂々としている私を見て、上司が「あれ?間違えではなくて自分にメールくれたのかな、自分の事じゃなかったのかな」と思ってくれた可能性もある。

だとしたらラッキーな話で、感謝しよう。
                           
でも、この件はまだ続きがある…