りんごの嘆き

人生の後半もだいぶ過ぎた主婦りんごの嘆き。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わりたい。

     

急に寒くなる日が多いので、以前から欲しかったトイレ用ヒーターをアマゾンで注文した。

周りの人の突然死はほとんどトイレで倒れている。以前から自分もヒートショックは怖かった。

私より若い人がトイレで倒れたのだから自分も油断できない。

ネットで探すと、人感センサーがつくと同じ物でも値段が倍だが、店舗で買うより安い物があった。

トイレが狭くても置ける小さなサイズで、国内メーカーの旧型が安かった。

実家にも同じ物を送った。
母に送った事を連絡したが、何がなんだかわからない様子。

「そんなのいらない、トイレは寒くない、お風呂に暖房を設置しているから大丈夫」と何故か抵抗する。遠慮しているのかな。

「なら台所で足元用に使えばいいわ」
と言っておいた。「台所が寒い、足元が冷えて辛い」と母が言っていたし、無駄にはならないと思う。
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使って初めて「こんな良い物があるんだね」と後からわかってもらえるパターンが多い。

玄関のチャイムも「音が小さくて来客がきても聞こえない」と言っていた。

かといって、付け替える事もせず放置しており、客が来ても気が付かず迷惑をかけていた。

それも、ネットで買って送った。
取りつけ簡単で電池もいらず。安かった。

「音も大きくて良かった!」と喜んでいた。
ヘァウイッグも同様。

こういう事を、絶対に弟はやらない。

これに困っていると親が相談しても、弟は「そんな事は無いはず。気にしすぎ」と否定するだけ。

高齢になると、こうしたい、と思うことがあっても、どこでどうしたらよいのか、騙されない様にちゃんとした物を買いたい。目的の物が近くの店舗にあるかもわからない。
で、面倒になりそのままという事が多い。

電球一個交換する事もできないで、そのまま暗い所で転倒したりと危険もある。

困った事を私に言ってくる母。私から弟に頼んでやってもらう時もある。
弟が動かない時は、私が帰省するまで我慢してもらうしかない。
何かおかしいよね。でも仕方がない。

そろそろう我が家にもヒーターが届く頃だが、トイレで使うのが楽しみだ。


     



続き

その裏には、別の思惑もあるようだ。

母個人の考えのようだが、実家を私に相続させたいらしい。

「父が先に逝ったら、私が家をあなた名義にしてもいいが、もし私が先だったらそうはいかないよね。」と言い出した。

嫁さんの言いなりになる弟が、相続で色々と私たちを苦しめるのではないかと心配になったらしい。

母の希望は、「自分たちがいなくなった後に、(私や私の子ども達が)帰省した時に使ってほしいし、しばらくは家を残してほしい」とのこと。

「そっちの孫(私の子)の誰かに貰ってほしい」と言う。
父は古い考えで、男尊女卑があり、弟にやると言い出しかねない。

そうなると弟夫婦は即実家を売り飛ばすだろう。
あの嫁さんなら、母の遺志と訴えても、無視するのは目に見えている。

「そうなると、法事やお墓参りのたびに、あなたたちは旅費もホテル代もかかって大変になる。
あの子たちが、あなたたちを家に泊めるはずがないからね。
おそらく○○家を無き物にされてしまうと思う。親の法事もしない気がする。」
と、母の心配は尽きない。

弟嫁は、人を接待したり、頭を下げる(挨拶する)のが嫌いな人なので、それに両親は悩まされてきた。

母は「嫁さんが仏壇も置かない可能性もある」「置いても勝手に捨ててしまうかも」と心配していた。

弟がちらっと「嫁が家仏壇が家にあると人が来るから(接待したくないから)置かないと言ってる。確かにそうだなあ」と言っていたらしいのだ。

それで、私と私の子なら自分の遺志を聞いてくれそうな気がしたという。

「私と一緒に○○ちゃんが住んでくれたら堂々と○○ちゃんのの名義に私が変えてあげられる。」と言う。

もし弟が文句言ったら「あんたたちは何をしたの。何かしてくれたの?孫が転職までして私と住んでくれてあなたの代わりに世話もしてくれたんだよ。と言ってやる」とのこと。(言えないだろうけど。)
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「私が1人残ったらそうすればいいんだって思いついたら、気持ちが明るくなったのよ。何だか希望が持てた」と母が興奮気味に話していた。


実際そういうことは、不可能に近いと思うが、そう思う事で母の気持ちが晴れるなら良かったと思う。

我が子を巻き込むことは嫌だけど、非現実的な話なので今は聞き流すことにしている。

母の気持ちはしっかり受け止めて否定もしない。「そうなればいいね」と明るく答えた。

母がそう考えるには、きっかけがあった。

先日急死した従弟の葬儀の際、従弟の妹、母にすれば姪が、

「両親が亡くなった時、兄は相続財産を全部私に譲ってくれたんです。手続きも何もかも兄がやってくれました。感謝しています。こうなった今、兄のお陰で相続の手続きに悩まなくてすみました。」と話していたという。

それを聞いて母は感心したらしい。

弟に、甥っ子のした事を真似してほしいと思ったというのだ。

でも、母の性格では、またすぐ違う事を言いだす可能性もある(笑)。

「だめもとで、遺言書を書いたら?メモでもいいから自分の希望を書き残したら?」と何回言っても、「そこまではしなくていい」と聞き入れない。

母は信用できない人なのだ。

     



昨夜、母から電話がきた。

口調がいつもと何か違った。

いきなり「あのね、良い事思いついたの。○○ちゃんがうちに住めばいいんだって気が付いたの!」
○○ちゃんというのは、うちの子ども。就職して自立している。

何を言っているのかよくわからず、話をよく聞いてみた。
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母が思いついた事というのは~

  もし夫(父)が先に逝き、自分が残った時、重い病があるし1人で生活していけるかどうか不安だ。
今の様子では、息子(私の弟)夫婦は、自分の世話や手助けはしてくれないだろう。
娘(私)に頼る事になるかもしれないが、離れているし娘の生活もあるので期待できない。
それなら、娘の子と一緒に住んで、車を買ってあげて送迎してもらったり、その子を頼ればいいんじゃないか。
もう息子は頼りにならない。孫は若いし、独身で気がねも無い。息子より優しいし頼みやすい。
それなら最高だ。

という結論に達したらしい。

気に入られた孫である私の子は、普段から母と相性が良く、まめで良く動く。そして優しい。
個人的に、何回か実家に遊びに行ったりしている。
母の事も一番気にかけてくれている。

生まれた時から身体が弱く、心配したが、今では逞しく育った。

親馬鹿かもしれないが、弟よりはまともかも。違うのは収入が少ないことか。まだ若いからこれからだけど。

その子が独身のうちに何とか引っ越してもらおうと言う話だ。あくまでも父が先に逝った後の話である。   
                   続く



     



昨夜はなかなか寝付けなかった。

胃痛の為だ。たまに寝る時になると胃が痛くなる。

朝になるとすっきり治っている。

胃薬を飲んでから寝るのだが、肋骨の下あたりがキリキリする。何かがもたれている。

腸に行くまでの辛抱と思って、温めたりパジャマのズボンをゆるめたり、上半身を少し起こして寝たりするうちに眠ってしまう。

何がもたれているのかなあとか、食べ過ぎたかなあとかあれこれ反省する。

良く噛まないことももたれの原因かも。肩こりから歯まで痛くなっているので、つい強く噛むのを躊躇している。明日は胃を休ませて、柔らかい物を食べようと思った。

痛くなるのがいつも夜なので、余計に辛い。重い病気じゃないかとか不安になってくる。そんな不安になるのも最近のこと。

そんな時、「まだ死ねない」といつもよぎる。
いつ自分に何があってもいいように、見られたくない物は捨てて、断捨離しようといつも思うのになかなかできない。悩むのが、人からもらった手紙。

古い手紙ばかりだ。メールやラインが普及してから、手紙のやりとりは無くなって来た。

だから手元に残っているのは、お互い子どもが小さい頃にやり取りした手紙。
当時が思い出されて懐かしいから捨てられない。

自分が送った手紙はすぐに捨ててほしい。恥ずかしいから残さないでほしい。と思う。
相手もそう思っているのだろうか。
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そんな事を思っていたら、義実家に送った何通かの私の手紙、どうなったのだろう。

年寄りは物をなかなか捨てないから、保管してあったかも。

夫の愚痴を書いた手紙が何通かあるはずだ。(先に義親から手紙がきて、その返事を書いていた)義兄夫婦や夫が部屋の片づけをしていたはずだから、見つけて読んだかもしれない。

真実を書いたのだから、夫の嘘を証明する証拠となるし、人に読まれても構わない。

とにかく手紙は良く考えてださないとな。と今頃考えてももう遅い。

メールなどのやり取りも、気をつけようと最近思う。

孤独死の事を聞いていたら、警察が事件を疑う時、携帯をチェックするだろう。
もし、夫が孤独死したら、私が疑われるかも?なんて思ってしまった(笑)。



     

昨日の話に関連して、思い出した事がある。

結婚したばかりの頃、夫と共通の友人から
「旦那さんの浮気を心配してるんだって?」と唐突に言われた。

当時、新婚にもかかわらず、そんな事を考える状況では無かった。
夫の豹変に不安を覚えてた頃で、場違いな話だった。浮気を心配する位、ラブラブだったらむしろそっちが良かったほどだ。

否定して、誰から聞いたのか尋ねると、夫がそう言っていたというのだ。

夫が話した通りに教えてと聞いてみた。
内容はこうだった。

「知り合いの女性から久し振りに僕に葉書がきてさ、僕に会いたいみたいな意味深な言葉が書いてあったんだよ。その葉書を奥さんは隠していてさ、僕がもてるものだから、やきもちやかれたみたいで、いやあ、参ったよ。誘惑があっても僕は乗らないのに。」

と自慢気に話したらしい。

はあ?何じゃそれ?何の事だ?全く覚えがないよ。と私は驚き、まてよ、と考えて見たのだった。

すると、思い出した。本当に馬鹿じゃないだろうかと思言うレベルの話だった。
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知り合いの女性と言うのは、私の同級生で、夫に紹介済。
葉書は、世帯主宛だったので、特に夫個人に宛てたものでは無い。私宛でもあった。
普通の「引っ越ししました。」の葉書だった。
横に「お元気ですか?新居に遊びに来てくださいね」と書き添えてあった。

どうってことない、普通の連絡葉書だ。

彼女と連絡をとるのは私だけだから、夫にわざわざ話題にする必要もないと思い、しばらくテーブルに置いた後、状差しに入れた。
暫くして、夫がたまたま状差しからそれを見つけて「○○さん、引越したんだね。」と言った。

そして深刻な顔をして「何故隠していたんだ?」と聞いて来た。

「別に隠してないよ。暫くテーブルに置いていたし、もう見たのかと思って。私の友人だし関心ないでしょう」と言ったら
「僕あてに来ているし、僕に家に来てほしいと書いてあるじゃないか。何故黙っていたのか。彼女が僕を誘惑しても乗らないよ。何を心配していたんだよ。」と言うではないか。

「はあ~?これは、ただの社交辞令でしょ。遊びに来てなんて、誰にでも書いている事よ。世帯主だからあなたの名前で来ただけで、特に何の意味もないでしょ」と私は説明した。

すると夫は、いつもの、「フフン、妬いてるくせに」みたいな自惚れた顔をしてその場を去った。
誤解された彼女に申し訳ない。
恥なので誰にも言えないと思っていた。

なのに、夫は自分からそんな事を他人に話していたのか。恥ずかしい。何て自惚れの強い妄想男なんだ。

自分の思いたい様に思い込む癖もここまでくると、ストーカーの素質ありだ。


こういう事はよくあるから困っている。周りが馬鹿にしてくすっと笑う場面を見たこともある。

知り合いなら誤解は訂正できるが、知らない場所では、こんな人と結婚した奥さんはどんな人なんだ、似た者同士かなと思われているかもしれない…とほほ。ヽ(TдT)ノ





     

東出昌大の不倫には驚いた。

以前テレビのトーク番組での東出の話した内容に私は騙されていたわけだ。

やたら真面目で誠実なイメージしかなく、倫理観ばっちりのマイホームパパで、良い家庭を築く人だと信じていた。
自分の男を見る目の無さにがっかりした。(まるで自分が奥さんみたいな言い方?)

芸能界なんだから表と裏が会って当たり前だとわかっていたけど、まさか東出があんなゲスだったなんて。

東出の悪い噂を知っていたのか、ネットでは「結婚した時、杏を踏み台にしただけだと思っていた。」という人もいた。確かに杏の方が売れっ子だった。

義理の父親が渡辺謙だし、父親が怖くて奥さんを泣かすような事はしないかなと思っていたが、その渡辺謙が不倫で離婚したからなあ。父親も旦那も不倫なんて嫌だなあ。

杏は双子の子育てだけでもどんなにか大変だったろうに、もう1人赤ちゃんが生まれた後も、何もかも1人で頑張っていたのだ。心が折れるのは当然だ。

失ってからわかるんだ。どれだけ大切なものだったかを。二度と取り返す事はできないってことを。
東出は俳優としても大きな信用を失った。
自業自得だ。相手の女優も。

家庭を捨ててその子と結婚しても、また子どもができて、若かった妻も歳をとる。そしたらまた別の若い子と不倫するのか。不倫するなら何もかも失う覚悟を持てと言いたい。
それがきっかけで転落の人生になり、最期は孤独死のパターンになるぞと言いたくなる。
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うちの夫場合、不倫は想像できない。信用している訳では全く無く、別の理由で。

「浮気をする勇気も無い、そんな事にお金を使うのがもったいない、母親よりいい女性はいない」と思っている人だから。

見た目は優しそうで普通の男に見えても、話すと口うるさいおばさんみたいだし。女性が引いてしまうタイプ。

別居が長いと、旦那が浮気しているんじゃないかと思われがちだ。

もてたい願望はあるみたいだが、夫の好みは「沢山お金を持っていて、自分をヒモにしてくれる女性。」
お金があって、かつ女性としても母親を超える人はいないと信じている。

どっちみち、そういう女性は、夫みたいな男は相手にしないのだ。


なら何故私と結婚したかって?
今思えば、恋愛感情では無く、自分の為に利用するのにたまたま良い相手だったのだろう。
現実逃避をしたい時で、たまたまそこに私がいた。

私にお金を稼がせ、遊んで暮らせると誤解していたようだ。
結婚したらそうじゃなかったから再び家庭から逃げたと私は思っている。

どう説明しても、わかってもらえそうにない。
夫を信じているのではなく、恋愛できない変人だからと言っても私の強がりとしか思ってもらえない。



     

髪をカットしたい。

長くのばそうかと思ったが、せっかちな私にはシャンプーや手入れも面倒だし、毛そのものが細くなり艶も無くなり、若い時のままで考えちゃあいけない。
老化を認めて、無理はしない。悲しいなあ。

でも、ショートも逆に難しいぞ。私みたいな丸顔には益々おばさん顔が強調されてしまうぞな。

お洒落なショートカットにしてもらっても、すぐのびてくるし、どっちみち美容院に頻繁にお世話にならないとお洒落で若々しい自分は演出できない。

髪にお金をかけても、服やバッグなどの小物と釣り合わなければ意味ないし。

独身時代とは違う。節約生活が当たり前な私には美容にお金をかけるなんて無理なこと。
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お金をかけずに、いかに自分らしく、人に不快感を与えず好印象を残せるか…。(まるで就活生?)
要するに自分に似合う物を選ぶことが一番。

というと結局同じ髪型に落ち着く。

セミロングのレイヤー。カットのみ。
パーマは数年前から止めた。(白髪染めだけでも髪が痛む。それ以上ダメージは与えたくない。)

毛先をカールして少しふわっとさせる。いつもそこに落ち着く。

似合うかどうかはわからないが、それで気持ちが落ち着くなら良いと思う。ストレスを感じてまで好きじゃない髪型にする事も無い。

以前は通う美容院は決まっていたが、遠くに引っ越したのをきっかけに、パーマも止め、自分で染め、カットだけあちこちの美容院でお願いしている。

美容院で話しかけられるのは嫌いなタイプだ。鏡越しに話すのが好きじゃないのと、近視なので眼鏡なしで相手の表情が見えないまま話しにくい。いつもじっと目を閉じている。

最近、美容院が苦痛になってきた。以前はくつろげる場所だったのに今では拘束されている気がして疲れる。それだけ自分が活動量が減り、刺激に弱くなってきているのかも。

とにかくヘアカットをしよう。

髪を切ると気分がすっきりすることも確か。

母が、脱毛は止まってきたが、少し抜け残っていた毛がのびてこない。と言っている。

髪型を気にしたり、カットに行ったりする事は当然な事と思っているけど、失った後でどれだけ幸せな事かわかるのだ。面倒だ、苦痛だなんて贅沢なんだなあ。


     

ドライアイになっている様で、右目が乾燥し、涙が全く出ていない感じがする。

右側の首、肩、腕が凝っている。歯茎まで痛い時がある。

目薬を使って対処しているが、パソコンやエアコンを使う環境では良くなる気がしない。

頭痛や吐き気までしてくると嫌な不安感もでてくるし、何もかも億劫になってくる。

これが老化というものかな。

最近は、すぐに気持ちが弱くなる。

そこへ元気な声で母から電話がくると、昔の人はどうしてこんなに強いのだろうと思う。
どっちが病人かわからない。

母は、自分の子や孫の世代は自分達とは違うんだという事が理解できていない。

戦争を体験し、食べるものも無い子ども時代を過ごした世代。

私たちよりも栄養も悪かったし、怖い辛い体験を経て今まで生きて来た世代。医療も満足では無かったのに、強く生き延びてきた。

「自分たちの苦労を子ども達にはさせたくない」と頑張って働いて、ここまで日本を建て直してきたという自信を持っている世代。子どもの時、親のその意地みたいなものは何となく伝わっていた。

衣食住は豊かになったけど、「人としての強さ」においては逆行しているのではないか。

私は親より間違いなく弱いと思う。
親ほど長生きできない気がするし、精神的にも頑張れない。
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母の様に、夫に依存し何の心配もせず生活してきた人には「老後が不安な」事を想像できない。自分の生活が当然の事であり、それ以外の生活はありえないと思っている。

私が自分の年金予定額を教えても、信じない。親に助けてくれとも言っていないし、何もできないこともわかっている。

当然の様に私も楽な老後になると思い込んで話す母に、現実を教えているのだが。認めたくないのだろう。弟は優雅な老後だからそれだけで満足なのかも。

すべて自分に都合が良ければ、娘がどうなろうと関係ないようだ。
つまり、娘が年金で生活できなくなろうと、その前に自分の介護をしてくれさえすれば気にしない。

これからの日本を想像しても、漠然とした不安は常にある。
子ども達が結婚しても、安心して子どもを育てられる世の中だろうか、幸せになれるだろうかと心配になる。そんな話も親は耳をふさぐ。

「私たちには関係ないから」「孫の未来なんてどうでもいい」とはっきり言われた。

娘なんかのいう事なんか聞いても仕方ないという感じ。弟が言えば、耳を傾けるだろう。

そのせいか、頭痛が余計ひどくなってきたのだった(笑)


     

昨夜子どもと夕食時に話したことについて書きたい。

それは、何かの話から(子=Sとしよう。もう成人している)Sが「自我に目覚めた時の事を鮮明に覚えている」と言い始めた。
「それはいつ頃で、どんなものだったの」と私は身を乗り出した。

自分の思春期などを思い出して比べてみたが、状況が違い過ぎていた。

結局「家庭環境や性別やその時の状況で、自我を意識した時の感じ方は違うってことかな」と言う話になった。
救われたのは、Sが「自分は幸せだったから順調に自我に目覚めた」と感じていた事。
色々、小さい時から父親がいないストレスは大きかったはずだ。

何故自分の家は他と違うのかと、悩む時もあっただろう。
でも、次第に順応してくれたのか、Sは「思い切り子どもらしい無邪気な生活を送ったと思う」と言ってくれた。
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そして…
「自我のめざめ=アイデンティティの確立の時は~それまで親や周りの友人などに流されて、何も考えずに生きて来た事が、自分の考えや意志を持つ様になり、周りからの抑圧に抵抗したくなる感じだった。それが反抗期というものだろうね。自我が目覚めるという事は、自分の考えを持ち、納得行かない事に抵抗するという事だと思う。」

「つまり、大人になっても自分の考えというものが無く、親の言う事に何の抵抗も持たず、反抗期も無かった人は自我が無い訳で。
人の考えを自分の考えの様に思い込み、人真似ばかりして言う事がくるくる変わる人や信念の無い人って、自我の目覚めがないまま大人になったのかもしれない。
自分のした事に責任をとらないとか、人のせいにする人も、思春期に自我の目覚めが無かったのかもしれない。そういう人は心は幼児のままで、マザコンだったりする。」

という話にまで広がった。


あくまで想像の話だったが、Sがそんな事を話していた。誰かを特定してそう思っている訳ではなさそうで、周りの大人を見てきて、自分の考えとしてそう思うとの事だった。

それって、ズバリ夫もだよなと思った。
夫みたいな理解のできない人を分析すると、この話の通りになる。

Sは、いつも辛辣で、私には厳しい。はっきり悪いところを注意してくれる。
カチンときて、よく喧嘩はするが、Sのお陰で自分を振り返る事が出来ている。

良かった。Sが夫に似なくて。そしてありがとう。


     

そう言えば、母は頭をどんな風にして葬儀に行ったのだろう。

寝たきりの伯母夫婦の「どちらかが葬儀となったら、髪が抜けた頭で人に会いたくない」とずっと気にしていた。
近所の人にも癌だとばれたくないと、いつもスカーフと帽子で頭を隠している。

弟も父も「年寄りなんだし、気にしなきゃいい」と全く取り合わない。

お嫁さんなら同じ女性として理解してくれるだろうと思っていたのに、嫁さんも「別にそのままでいいじゃないですか」とそっけなかったという。予想通り(笑)。

どんなに年をとっても、女性は女性のまま。心は若い時のままだ。自分に置き換えればわかると思う。
身体だけどんどん年をとり、肉体年齢と精神年齢のギャップに戸惑い、老いが悲しくなる事は誰にでもあると思う。

だからこそ、いつまでも清潔に、少しでも綺麗にしていたい。元気に見せたいと努力することは大事だと思う。

母は、美人でも知的でもないが、身なりだけはいつもきちんとしていた。
今でもお化粧はするし、髪はいつも気にしていた。服もこだわって買っている。
髪は大事だ、髪で印象が決まるといってもいい。
髪を気にする気持ちを何故、共感せず突き放すのか。

それで少しでも元気になればいい事じゃないか。と不思議だ。

入院中に、帰省していた私に「化粧水を持ってきて」と母が頼んだ時、弟が「持って行かなくてもいい、化粧なんかしなくていいのに」と冷ややかだった。
無視して持っていったが、女性なら化粧水やクリーム位は使いたいのは当然だろうに。

自分の嫁が指示すれば何でも言いなりになるのに、母に対してどうしてそうなるのだろう。

もしかして嫁さんに世話をあまりしないようにと言われているのかと疑ってしまう。

女性の髪のことはわからないから、と私に相談してくるとかお嫁さんにまかせるならともかくだ。「もう言うな」と母を黙らせていた。父、弟、その嫁さんまでも。

「葬式となると、室内でスカーフという訳にはいかないからウイッグが無いと困る」
「どこでどう買えばいいのかわからないし、誰も付き添ってくれないし、高い買い物だからしっかり選びたいけど1人では不安」と母は私に訴えていた。

結局私が、ウイッグ2種と帽子を2個買って渡した。

運よく気にいってくれ、似あっていたから良かったが、私が送らなければ母は帽子すら買っていなかっただろう。
娘が買ってくれたからと、母は父と弟に対してあてつける様に堂々と使っている感じだった。

ばつの悪そうな父と弟はもう何も言わなくなり、今は一緒に帽子を買いに行っているそうだ。嫁さんは更に不機嫌になった事だろう。(あほらしい)
正月にも「私の母はウイッグなんて使わなかったのに。」と母に言い返していたという。(そこまで言うかとため息。)
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「どうせ婆さんだから、爺さんだから」と老人を馬鹿にする人は、自分がその年齢になった時、自分の事もそう言って諦めるのだろうか。

病院や施設、訪問介護にしても、お年寄りを子ども扱いする人が多いのでは?

「~しましょうね~」とか「だめでしょ~」とか、何故ああいう言葉使いをするのか、不思議だ。

あるお年寄りの男性は「馬鹿にするな。目上の人に敬語も使えないのか」と看護師さんを怒っていた。当然だろう。

もし自分の父がそういう扱いされたら気分が悪いと思う。
どんな人にも、それまでの歴史がある。

老いの為に動けなくなっただけの事なのに、「何もできない子どもみたいな人」と言う今の視点でしか相手を見ない対応は失礼だと思う。

話は戻り、色々あるけど、私は親の近くに住んでいなくて良かったと思っている。


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