りんごの嘆き

人生の後半もだいぶ過ぎた主婦りんごの嘆き。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わりたい。

     

母と近所の人の話題になり、無神経な事をズバズバ言う人がいると困っていた。

ご近所さんだから、縁を切る訳にもいかないし、我慢して仲良くするしかないと話していた。

「でも、あそこのお義母さんに比べたら、全然まし!お義母さんは、本当に変な失礼な人だったわね」と夫の義母の話になった。

母は、姑から失礼な事を言われたり、されたりした。

昔、たまたま良い高校をでたというだけで、自分は優れていると威張っていた。子どもの同級生の親を子どもの前で馬鹿にしていた。


人間としてのマナーや思いやりを学んでいない、子育ても歪んでいたから、息子の結婚相手だけでなく、親まで被害にあった。
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思い出せば、孫に小遣いをやるのが嫌みたいで、孫には汚れたり、破れた古着を送ってきていた。

帰省すると言うと、夫のみ歓迎し、嫁と孫には来るなと言っていた。ご飯食べさせたり、泊めるのが面倒くさいと私の母に言っていた。夫だけにご飯を作り、泊めていた。

お金に執着があり、浪費家で、買い物依存症。人にはケチる。

夫はそんな母親が世界一正しいと信じ、真似をしている。

舅がまだ少しまともだったから救われていたが、それでも姑に洗脳され言いなりだった。

中年になっても「お袋が正しい、お袋の真似さえしておけば大丈夫」と言っている夫。

義兄嫁はもっとあからさまに意地悪されていた。
夫も一緒になって兄嫁の悪口を言い、母親を煽っていた。夫は今でも兄嫁と険悪。

息子たちの家族を大事にしなかった姑は、老後病気と認知症で長年苦しみ、孫たちと会う事もなく、文句ばかりいいながら亡くなった。

母が「もっと人を大事にしておけば、皆が寄ってきて楽しく過ごせたはずなのに、お義母さんは寂しい老後だったねえ」と呟いている。

うちの両親はどうだろうか。

弟の家族は近所なのに冷たい。遠いけど、実家にいって賑やかにすごすのは私と子ども達だろう。

母が私のことを羨ましいという。孫と子どもに囲まれて楽しい老後になるんだろうねと言う。

夫の存在は全く頭に無い(笑)

ぜひそうなってほしいものだけど、どうだろうか。


     

明日から母の抗がん剤治療が始まる。

抗がん剤と医師ははっきり話していたが、母は、耳が遠く聞いていなかった様で、「抗がん剤みたいな薬」という程度に思っている。

最初は病気を理解していた感じだったのに、時間がたつうちに、簡単なただの注射の様に頭の中でかえてしまっている様だ。

口では体力が落ちるかなあと言うがそれは副作用ではなく、だらだらと寝ているから、楽だからという理由のようだ。
何回も副作用があるかもとか、どんな治療かを説明したが、理解していない感じ。

こんな風なら、おそらくいざ副作用がでれば「聞いてない」とか文句言いそうだ。

「治療したいです」と自分から希望した事も忘れているのだから。
とっさに良い患者と思われたくて、いい返事をしたものの、後から後悔しているのかもしれない。気分でその場でころころ変わるのだろう。

検査で異常なしで、病気だという自覚を持てないから仕方ないのかもしれないが。

「何回も入院すると、病気だと人に知られるから嫌だ」と言い出した。

「お見舞い客が来るのは嫌だ、病気の事を色々聞かれたくない」と言う。

近所の人には、「ただの検査入院だから見舞いはこなくていい」みたいな事を言って断ったと言う。

それはそれでいいと思う。

感染が怖いし、母の負担が重くなるのも心配だからお見舞いは断った方がいいと思う。

なのに、病院に提出する書類に、お見舞いを断るかどうかの欄があるそうで、断ってほしい方に〇をしたかと思ったら、許可するに〇をしたという。

何でそんな事をしたのと聞くと、
もし、受付で断ってくれても「せっかく来たのに断るなんて」と自分に嫌なイメージを持たれたくないと言うのだ。

「見舞いは嫌じゃなかったの?免疫力が無くなるのよ。副作用がでたらどうするの、嘔吐する姿を見せるの?それより感染したらどうするの。患者なんだから余計な気は使っちゃだめよ。家に来るお客様とは違うのよ。そう言いながら、見舞客が来たら後からまた文句言うんでしょう?」
と大きな声で言った。

さんざん、これは嫌だと言い続け、いざとなると真逆の事を言ったりしたりする。そして自分がしたことを、裏で、あの人がやらせたと文句を言うのだ。

母の表裏のある行動に巻き込まれた人は迷惑な事だ。

京都の人では無いが、強引に人を家に入れといて、帰ってから「ずうずうしい」と言うタイプだ。

どっちみち、病院の方で、見舞いは断ってくれるだろう。感染に気をつける時期は。

化膿している傷口も指でいじって悪化させていて、触るなと医師からも私からも注意されても「触ってない」と言いながら、触っていた。

注意してもしたい事は嘘ついてでもやる。心配して助けても、本人が気をつけないと意味が無い。
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私に「何もできない。安静にしたい」と言い、一切の家事を頼んだかと思えば、買い物に勝手に一人で出かけたり、物置で作業をしたり、したいことは禁止されてもやる。

そんな元気があるなら、家事やれるでしょと言うと、できないと言う。
嫌な事は嘘をついてやらないのだ。

そんなだから弟も「なあんだ、元気じゃん」と思って尚更家事なんてやるわけがない。
母の行動にも問題がある。これは老化ではなく、昔からの性格だ。

私の服だけ洗濯してくれない。アイロンもかけない人だった。
だから学校に行っていた時期は、自分の服は夜中に洗濯し、制服も自分でアイロンをかけていた。部活の服も毎日、母が寝た後、洗っていた。

母は弟や父の服は綺麗にアイロンかけていたので、私の分だけ放置されていたと思う。
友人に聞いても、ここまで表裏のある母親はいなかった。

でも、悪い事ばかりでは無く、助けてもらったことも多い。恩は恩として返したいと思っている。


現実に介護している人の苦労はこんなものではない。介護職員さんもそうだ。
一生懸命お世話しても、暴言をはかれたり、報われない事が多い事だろう。

私はまだ何もしていない。母は、まだ介護状態にもなっていない。甘い甘い。




     

かんぽ生命不正の問題で、思い出す事がある。

だいぶ前の話だが、母が郵便局の人に勧められて保険をかけた。

自分等にはすでにかけていたので、当時小学生の孫にかけることになった。

被保険者に面接する必要があるので、「子どもの面接をしにそっちの郵便局の人が訪問するみたい」と母から連絡がきた。

最寄りの、といっても大きな局で、車で30分ほどの距離にある郵便局から電話が来た。

「お子さんの面談の期日と時間ですが、平日のいつがよいですか?」と言われた。

「平日は学校があるので、6時頃なら大丈夫です。」と答えた。すると

「私は5時までしか働けません。5時すぎると残業になり、上司の許可がおりないと動けません。残業の許可をもらえるかわかりません。6時なんて無理です。5時までに仕事を終えたいので、4時頃にこちらまで子どもさんを連れて来て下さい」と言うのだ。

「土日はだめですか?学校を早退させてそこまで連れてこいと言うことですか?」
と聞くと
「そうですね」と言うのだ。

驚いた。
母は、保険に入ってくれと頼まれたから入ったのであり、普通の保険会社ならお客の都合に合わせて訪問するはずだ。自分の担当外の契約であり、どうでも良いと思っているのか、この郵便局の営業力の無さ、上から目線の態度には呆れた。

不通ならここで「なら結構です。契約しません。他社に変えます」と言われて終わりだ。
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一旦、保留にして母に連絡、説明して、契約キャンセルしたらと言った。

母はそういう事は面倒臭がり、付き合いのある郵便局員さんにクレームいれるのも嫌がって、うだうだしていた。

放置していたら郵便局から電話がきて
「平日、こちらにこれませんか?」と再び聞かれた。

「無理です。学校も仕事も早退してまでその保険かけたいという訳ではありませんので」と答えた。

すると「上司に残業させてもらえないかと交渉してみます。」とやっと言いだした。

結局、「残業の許可もらえました!」ということで、夕方自宅まで来てくれた。

どんな若い局員かと思ったら4~50代のオジサマだった。

この年齢で、きちんとした仕事なのに、上司にびくびくして残業できないなんてどんな仕事環境なのだろうと思った。それとも、仕事したければサービス残業だぞと言われていたのか。

定時で帰れ、残業はするな。仕事が残ったら自己責任だ。残業代はださないとでも言われていたのかと疑ってしまった。
客の事より自分達の都合優先で、それを堂々と話す事に驚いた。

これは、この局だけの問題なのかなと思い、東京の本部にメールで問い合わせてみた。

すると、「とんでもないこと。申し訳ない。当郵便局には指導します。」みたいな内容の返事がきた記憶がある。

局員には、年賀はがきやゆうゆうギフトなどのノルマもあるのは知っていた。

協力した事も何度もある。

上層部がその体質のまま、保険のノルマも課していたのだろう。きちんとした営業のノウハウも勉強せず、指導せずに、売り上げばかりにこだわり、責任は局員に押し付けるようなブラックな体質だったのか。

うちの近所の郵便局は、どこも対応が素晴らしいので、上の体質が古いのだろうなと思う。

そもそも民営化が失敗だったのではないか。予想通りだ。


     

予想通り、母から報告の電話あり。

心臓の検査しか聞いていなかったのに、色んなところを検査して、あちこち移動が大変で疲れたとのことだった。

どこを見ても、異常なし。心臓が少し老化しているが、大したことはないと。

母の年齢でこんなに異常の見つからない人、病歴の無かった人はいないのではないか。

なのに、どうしてこんな病気に?勿体ないとつくづく思う。

年齢だけで判断して、どうせ高齢だから手遅れだろう、治療もしなくていいんじゃないかみたいな、投げやりな、最初の医師の考えは、次第に変化してきた。

こんなにお元気でしっかりされてるなんて思ってなかったので…(-_-;)と、慌てている感じ。


悪いタイプのリンパ腫なので、手術してもすぐに(1~2週間後)再発、急変すると言われていた。

手術してから1カ月半、何の変化も無い。

でも、リンパ腫には変わりない。週単位で進行すると言われたが、まだどこも異常はなさそうだ。

良かった。でも、こうやってこれからずっと治療、検査の繰り返しの生活になるんだろうな。

同じ病気で闘っておられる若い方は、仕事しながら、子育てしながら…他、半年から1年ほどかけて抗がん剤治療を繰り返し、寛解されている。
薬がよくきくという。

寛解しても、検査しながら再発していないかをチェックして、これからの人生を頑張っていかれることだろう。若いから薬が強く、副作用もきついそうだ。

母は、高齢なので、残った時間をなるべく穏やかに過ごす事を優先している。
だから再発覚悟で、抗がん剤は弱く、1回だけ。
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人間いつかは寿命が終わる。どんな元気な人でも。どんなに治療しても。

そう思えば、自分なら母の年齢まで生きていたら、覚悟できると思う。母もそう言う。老化であり、旅立つ為の病気なのだと。

「もういつ天国にいってもいいと思ってる」と。

そうね。いつかは誰もそうなるんだものね。とそんな話になる。


ただ、苦しみながらこの世を去るのは嫌だと思う。

自分の理想の別れは、家で布団の上で、家族に見守られながら静かに…と思う。

誰もがそんな最期を夢見るんじゃないかな。

そう思っていると、今の母が元気で、まだまだ長生きしそうな気がして来る。

今のところの母は、近所の友人に、同情されたり興味本位に話題にされる事を嫌がっている。病気になった時、本当の友人がどの人かがわかるのではないだろうか。

色々そんな話をしていると、母の声が段々元気になってくる。

私は独身時代は、自分は30歳までにこの世を去るだろうと思っていて、生きることに執着がなかった。
子どもを産んで、「ああ、生きなきゃいけなくなった」とかなり心が重くなった。
責任感がわいたという事だろう。

今も、それはある。夫より先に逝けない。まだ早い、母の年齢までは無理だろうが、もう少し生きていたいと思う。


     

今日は、母の抗がん剤治療の為の検査の日。治療は来週だが、その前に心臓と感染症の検査だったと思う。

こういう時、弟がいてくれるのは有り難い。病院や買い物などの付き添いはしてくれる。

だから私は行かなくてすむ。もし一人っ子だったらどうなっていたのだろう。
遠くにいて、もし子どもがまだ小さかったら…
母子家庭と同じ境遇だったから、自分が倒れても大変だったし、親が倒れても大変だったに違いない。

体調は崩した事はあったが、何とか子どもの世話はできたから良かった。
夫は知らん顔、ストレスをより与えてきて足をひっぱるだけ。姑は電話で文句言ってくるだけだった。もう昔の話だが、忘れることは無い。

緊急時は、母が来てくれた。
今、その恩返しの気持ちもある。

お互いに健康でいる事は、家族の生活も救うのだなと感じる。

これからも、病気にならないように気を付けたい。子どもに迷惑かけたくない。
母の病気は、老化が原因だろう。この場合は高齢だから仕方がない。

血液の病気には、ウイルス感染で白血病になるものもあり(母子感染や夫婦間感染など)キャリアであることを知らずに寿命を全うする人は多い様だ。

感染の確率も発病確率も極低いものらしく心配はないらしいが、怖くなった。最近は妊婦健診などで抗体検査が実施されている。

母はその心配は無かったので、安心した。自分も大丈夫だった。

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抗がん剤治療をしなくてすむなら良かったのだが。

本当にそんなに早く再発するのだろうか。と今でも疑ってしまうほど自覚症状が今のところは無い。

体重を毎日測り、痩せたことを気にしているようだ。
理想体重になったが、急に痩せたのでやつれてみえ、悪い病気じゃないかと世間から思われるのが嫌なのだと思う。
これで髪が抜けたら。強い抗がん剤治療は1度だけなので大丈夫とは思うが、どうか副作用が強くでませんように。


     

予想通りだ。

またか~って感じ。

夫のいつものせこい行動。先日突然帰宅した時、どこからかお金が入ったふうだった。計画性のない夫のこと、即使ってしまおうとしたのだろう。でないと帰宅する為にお金を使うはずがない。

うちから帰る途中、どこかに寄って買物をして帰る様だった。そんなお金があるなら家族に使うか、老後に備えて貯金すればよいものを。

おそらく、それを私に感じ取られたのを何だかの嘘で誤魔化すだろうと思っていた。

帰宅したからお金が無くなった、家族のせいで、といういつものおかしな言い訳をするかそれをにおわす嫌がらせをするか。
と思っていたら、やっぱりしてきた。

いつもの夫の支払い分を入金していない。お金の無いふり、さっそくしてきたか。

自宅に帰ってあげたから無くなった。家族のせいだから、そっちで払えということだ。
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誰も、帰ってこいなんて言ってないし、今更帰ってこなくていいと言いたい。

でも、帰るなと言うと、それをまた利用して「帰るなと言うから帰れないんだ」と言って、堂々と帰らず、お金を自分だけに使いまくる。
離婚調停になった時のことばかり考えて居る事だろう。自分が不利にならない様に言い訳を考えてばかり。夫は、裁判が好きで、すぐに訴える。どう考えても戦う内容ではなく自分に原因があるのだが、自分は正しいと思い込み、とにかく脅迫してお金をとろうとする。脅迫というのは、大したことではない。パワハラがあったとか、そんなこと。自分が大ミスして怒られた事をそう言う。

裁判に負けると、自分は悪くない、裁判官が悪いとなる。そんな事にどんどんお金を使う。
お金への執着が強いのに、大事にしない。

人から湯水のようにお金を奪う事が好きみたいだ。理想は人のお金で遊んで暮らす事だろう。

人前では真逆の事を言う、結婚する時も、しらじらしい嘘をついていた。
「どんな事があっても、必死で働き、家族を食わしていく自信がある。」などと。

結婚した途端、仕事を辞め、私に稼いでこい。お金を親からもらってこいと言い出した。
結婚式や新婚旅行も嘘ついて1円も出さなかった。

これは詐欺じゃないかと思う。結婚してしまうと、詐欺にならなくなる。少し前までは、DVは、恋人同士、夫婦間の事だからと放置されていた。やっと、犯罪として虐待として認められるようになった。

こういうはっきりした嘘をついて、搾取だけして、結婚してしまえば詐欺じゃなくなると思って、計算で結婚するうちの夫みたいな人間が罪に問われないのはおかしいと思う。

結局裁判で戦うしかないわけだ。見抜けなかった、騙された方の責任もあるということか。

「悪意の遺棄」にならないように、たまに帰宅して口では家族思いを訴え、つくろっているのも見え見えだ。

先日、友人が口にしていた。友人の元旦那さんは犯罪者だった。離婚した後も犯罪を繰り返していた。

「どうして良い人が早く亡くなって、悪い奴が元気にのさばっているのか。おかしいよね」

心からそう思う。




     

近所の衣料品店がセールだったので、覗いて見た。

以前母に頼まれて、病人用の前開きの下着をそこで買い、送ったら好評だった。

割引しているからもう1枚買って送ろうかなと思い、買った。

ブラウスなどもあればと思ったが、良いのが見つからなかった。

前回、買ったものはすぐに着てくれていた。急激に痩せたので、ぴったりだった。

これまでと違って、服を選びながら「いつまで服を買ってあげれるのだろう」とか、「病人用の下着、次いつ着るかなあ。」とか、色々暗い事を考えてしまう。

下着は、母が「これ良かったからまた買って着てね」と言っていた。もし不要でも、いずれ私が使えるかもなんて思いながら買っていた。
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近くにいないので、これで良いのか本人にいちいち確かめられないのが不便。電話をしても、耳が遠くなりほとんどでない。

もし私が近くに住んでいたら、自分の思うようには動けただろうが、色々とストレスを抱えたかもしれない。

目立つところだけ、したいところだけ、楽な事だけは弟夫婦がやり、目に見えない肉体労働、生活の支え、汚い事は全て私がやるのが当然と押し付けられたことだろう。

今でも、母は弟には「ありがたい」とよく口にする。恥ずかしくなる位、他人の前で息子をほめちぎる。
私には「娘だから当然」という言葉を私にも人前でも口にする。

そして、親族から電話がくると、「息子がよく世話してくれて助かる」と自慢し、私がそばで料理や掃除をしていても、存在することを隠す。

もし、娘が手伝いに来ているとばれたとしても「娘だから当たり前のこと。いちいち人に言う事では無いから」と言うだけ。

そこまで自分と息子の世間体を繕いたいのかなあ、嫁さんの事はもうばれていると思うけどなあ。

以前、たまたま私が電話に出た時、伯母から言われた。
「わざわざ遠くから帰ってこなくても、弟君に任せたらいいのよ。」

この伯母は弟夫婦の事、わかっているようだ。

私は自分がしたくてやっている。でも、限界があり、できない時が困るのだ。心配なのだ。

家事は、弟にも頼んだが、する気はなさそう。へたすると母が家事ができなくなり、食事もとれなくなったら、弟は弁当を買って、ポイと置いて帰るだろう。母は弁当や総菜で良い訳ではない。食事制限がある。

感染に気を付けないといけないのに、誰も掃除もせず、家は不潔になり荒れるだろう。それでも弟は何もしないだろう。

今想像しても仕方がない。
でも内心母も同じ心配をしているようだ。母の本心と表の態度が違い過ぎて振り回される。

自分から医師に「治療したい。ぜひお願いします!」と言っておきながら
裏では「私を実験台にしている。治療なんかしたくないのに」と言う。

「治療しなくてもいいんですよ、どうしますかと聞かれて、やります!って言ってたでしょ?」と言うと、黙る母。記憶が無いのか、いつもの裏表人間の表れなのか。

裏表がありすぎるせいでどれだけ私が嫌な思いをしてきたことか。

母のことを愚痴れる間はまだ幸せなのかもしれない。



     

先日実家で、母がこっそり私に見せた物があった。こっそり見せる物ではないのだが、母にすれば気に入らない物だったからだ。


それは、弟が母にプレゼントした物。

母の誕生日に弟が写した写真だった。母が言うには
「何も言わずに勝手に写していたから、どれも暗い顔していて気に入らないのよ。自分らしくないわ。とるよと声をかけてくれたら、笑顔とか作れたのに。こんな顔の自分見たくない。それなのに。」

何枚か貰った写真は、いずれも表情が暗くて確かに良く撮れたものでは無かった。

鈍感は人を傷つけ、冷酷になる。
少しでも明るい母らしい写真を撮ろうとは思わなかったのかな。

それだけなら、写真をしまい込めばすむ話だが、そうではなかった。


写真を撮ったのは、腹痛の起こる直前だった。まだ病気を知らない時だ。

そして写真を弟が渡したのは手術の後だ。余命を聞いたあと。

母が傷ついたのは、弟が黒っぽい縁の写真入れに、母の暗い顔をアップした写真を入れてきたことだ。ニコニコして「飾って」と渡したという。

「こんな暗い顔の気に入らない自分の大きな写真をどこに飾る人がいると思う?まるで遺影よね。気分悪いわ」
確かに遺影にしか見えない額に入れられた写真。何を考えて居るのだろうか。

何でもかんでも額に入れたら喜ぶと思っている。入れる写真のセンスの無い事よ。
父や子どもが下着で座っている写真も大きくのばして額に入れて飾るように押し付けてくる。

母も弟のご機嫌を取り、裏では愚痴りながら、弟の前では嬉しそうな顔をして飾ってきた。

だから弟は何もわからない。誰も無神経さを教えない。言っても弟は理解できなかっただろうが。

流石に、遺影ぽい母の写真は、酷かった。手術の後に渡す神経がわからない。そんな写真を大きくやいて渡すセンスも理解できない。

母は、これは我慢できないから、他の写真と入れ替えると怒っていた。だが、弟には何も言わない。

こっそり私に見せて愚痴っただけ。

私は母が言えない本音をさりげなく弟にこれまでも伝えていたが、弟夫婦は自分がしたくない事は意地でもやらない。我儘に育てた母の自業自得だろうが、私にその尻拭いがくるのはたまったもんじゃない。
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母が、次の抗がん剤治療の入院中、花の水やりをしてほしいと弟に頼んだら、断られたそうだ。毎日遊んでいる暇な嫁さんがきてやればすむことだ。畳2畳ほどのスペースしかない。ホースでさっとかければ終わりだ。
それも嫌がるという。


弟の家の水やりは母がやっていた。子育ても食事の世話も母の協力なしでは、今の2人の優雅な暮らしは実現しなかった。
「私は花しか楽しみが無い。花を育てるのが生きがいなのに。寝込んだら花も眺められないのか」と暗い声だった。

母は尽くす相手を間違えたのだ。当時からこんな事は私はわかっていたが、見返りを期待して必死で尽くす母が甘かったのだ。

それでも、息子は可愛いのだと思う。近くにいないよりいてくれるだけで有り難いはずだ。

車をだすことしかしないが、それでも充分助かるから。

でも、抗がん剤治療が始まるともうそれではだめだろう。さてこれからだ。
私は私の意志で、出来る限りの事をしたい。まず母の愚痴や本音を聞く役割はこれまで通り。

母はきっと、いつか弟嫁さんに何か言う気がする。いくらなんでも、人の生き死を前に知らん顔は無いでしょうと。




     

映画「新聞記者」を観て来た。

色々観た人の感想を読んでいたので、期待していた。

観ながら思った事は…「フィクションとは言え、これはどこまで真実に近いのか?」と言う事だ。

文書改竄、隠ぺい、加計問題、官僚の自殺、レイプ犯の逮捕取り消し、など現実世界と重なる事件の話題が淡々と進み、前半はあまり面白くない感じがした。

だが、途中から疑惑が深刻な内容へと進んでいく。いつしか映画に引き込まれていった。


前川喜平氏と東京新聞社の望月記者他の会談のシーンもあり、そのセリフに恐ろしい真実が含まれている。それは実在の人物の声なので、ずしりと響く。


新聞社のシーンになると、何か効果を狙ってだろうが、画面を揺らしている。酔いそうになり、あれは止めてほしかった。ラストでは揺れてなかったので、確信と疑惑を表現したかったのだろうか。
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観ている間、ずっと現総理大臣の顔が浮かんでいた。怒りが沸いて来た。

どう考えても、現政権の裏の真実を暴露していると思う。
とんでもない政権だとわかっていたが、ここまでとは。マスコミまで力で封じ込められてしまえば、誰が暴走を止められる?

こんな政権を選んだ国民の責任でもある。この映画の続きは我々が作っていくという事だろう。

映画館は、いつもより人が多かった。関心のある人が多いのか。

もっと若い人にみてほしい。政治に関心の無い人にも。たかが映画、されど映画だ。



     

昨日母から電話がきた。毎日声を聞くのが当たり前になっているので、電話がこないと心配になる。

以前の元気だった頃は、仕事に出る前にかかってきたりして、嫌な時もあったが、連休の前に腹痛があったという電話以後、連休中一度も連絡が無かったことが不思議だった。

あの時、電話をくれていたら私が無理やりにでも救急車を呼ばせた。

腸閉塞だろうと予測できたと思うし、10日間我慢させずにすんだと思う。
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昨日は、「夜眠れなくて…朝早くに気を紛らすために外で花をいじってる」と言う。

いざ治療が近くなり、そのまま弱るのではないか、もう普通の生活はできなくなるんじゃないか。そうなったら誰が家事をやってくれるのだろう。

と言った不安が押し寄せて、少し鬱になっている様だ。

決定的なのは、テレビで同じ病名の人の番組を見たそうだ。若い人で、抗がん剤治療を繰り返し、それが大変できつかったが乗り越えたというものだったらしい。

やっぱり自分はそんな病気だったんだ。抗がん剤を使うんだ、とじわじわと恐怖がわいたようだ。

当然だろう。私たちもそれを恐れていたのだ。何も今悪い所が無く、このまま元気になっていく気がしていた。

医師が誤診しているのではと今でも思うほど。


検査では今のところ、どこも悪くなっていない。血液中に悪いリンパ球があるということだけ。

気力のある人が、病名を知った為に気力を失うなんて馬鹿らしいと思う。でも治療の為には伝える必要があると医師は伝えた。


果たして伝える必要があったのだろうか。でも、どっちみち母は、病名を書いた紙を見てしまったからどうしようもないのだが。

母が心配する家事のことも、「思い切ってお嫁さんに、~手伝ってほしい。どうしてそんなに避けてるの~と言ってみようか」と母は言い出した。

とりあえずそれは止めたが、母の本当の一番のストレスは弟嫁の冷たさに違いない。

近くに住んでいなければ諦められるし、期待もしなくてすんだ。

しかし、すぐ近所にいて、全く何もしない、顔もださない、特に揉めこともないし、お互い嫌う理由はない。結婚してすぐに態度が強くなったので、元々の性格がそういう人だったようだ。弟は嘘をつかれていた。私の相手と同じだ(笑)

私は最初から見抜いてはいたが、老後世話になると思って一生懸命孫の世話や弟夫婦の為に尽くしてきた母。「老後、世話してくれそうな人には思えない。あてにしない方がいい」と私が言っていたが「まさか。長男と結婚して近くに家を建てたんだから、世話する気があるに決まっている」と母は無視した。

今頃、「こんな冷たい人とは思わなかった」と愕然としている。

嫁がしなければ弟がすれば良いのだ。絶対しない。掃除機もかけない。自分が使った茶碗も洗わない。それどころか自分のゴミを置いていく。

病気の母の外出だけ手伝うが、家の中の事は絶対しないと決めているのだろうかと思うほどやらない。

私にやらせようと夫婦で決めているのかと感じる。でも、どう見ても、おかしいだろう。

遠方にいて、仕事があって、経済的に苦しくて、子どもがまだいて、家に旦那がいない私に全部やらせろと?両親は私には、その点で気を使っている。他に誰もしてくれないからやむを得ないと私が来れば喜んでいる。

私は、何を言われても自分のする事は自分で決める。弟らに勝手に決めてほしくない。

両親も近所の人も親族も、私がわざわざ何回も家事をしに行くと
「息子夫婦が近くにいて時間もあってお金もあるのに、なぜわざわざ娘を遠くからこさせるの」と思うわけだ。母が「お宅の嫁さんは冷たいわね」と近所で言われている。

弟を可愛がる母は、弟の立場と自分の世間体もあって、よけいに私よりも嫁さんに来てほしいのだ。私が行く事を内緒にするのも世間体と弟を守るためだ。

母は先日、お嫁さんに「お世話になるから」と弟を通じて5万円をあげたそうだ。

世話する気がないなら返すべきだと思うがなぜ受け取ったのだろうか。
普通なら母の意図がわかるはずだが。

やる気が無いなら受け取るなだ。

それを何とも思わず、とぼける弟も同類だ。

もしかすると嫁さんは「息子を手伝いに行かせてあげていることを感謝しなさい」と母に対して思っている気がする。5万円は「旦那を自由に使わせてあげている私へのお礼」と思っているのかもしれない。
私より年上で、もう結構な年齢なのに中身はこども。私たちの前でも弟をあごで使う。強いのだ。


弟にメールして、それとなく話したが、弟の返事は全く話題に触れずとぼけていた。


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